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ブラック魔道具師ギルドを追放された私、王宮魔術師として拾われる(Ⅱ) の商品レビュー

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2021/12/28
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「彼女TUEEEE」が国家レベルになってきた件。 しかもここまで来てなお、ノエルには自覚がない。 なので「私TUEEEE」にはならないのである。 ルークの片思いが読者側にもフルオープンになった2巻。 なったがゆえに、彼の空回りぶりも暴露されることになり、哀愁を感じる羽目に。 頑張れと応援したいが、基本ヘタレだからなあ……応援のし甲斐がない。 それにノエルが王族に目を付けられ、前述通り国家レベルの話題になってきて、彼女のバディという立ち位置の確保にすら苦慮することに。 これでは恋愛どころではない。 一応ルーク自身も、ノエルの上司たちも必死にバックアップはしてくれているのだけれど、果たして彼女を守り切れるかどうか。 ルーク自身も今のバディを続けられるかどうか。 だんだんと綱渡りになってきた気がする。 守られていることに気付かず、思いを寄せられていることにも気付かず、ノエルは相変わらずマイペース。 更なる高みを目指して努力している結果、本当に国家レベルの強さに。 個人的には、そんな彼女を相手にやりあった剣聖こそ何者だよと言いたいが。 生身だろ、あの人。 ただマイペースに成長しつつ、恋心にも若干の芽生えが。 ルークに比べたらかなり差はあるが、これも成長だろう。 ルークの望む展開は、おそらく彼女の諸々の自覚が大きな鍵になるはず。 自分の能力について、自身の気持ちについて。 その点で自覚し、自分を正確に把握できたとき、きっと未来が拓けるはず。 今はまだ見守る段階のようだが、今後の彼女の成長に期待しつつ。 ……ついていける規模の成長で頼みたいけれど。 そのうち宇宙規模になりそうで怖い。

Posted byブクログ