ズームバック×オチアイ 過去を「巨視」して未来を考える の商品レビュー
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「愉快を求めて成長した企業」が刺さった。 STAY SMALL BE AMATEUR 小さなチームで一人ひとりが「没頭」することで面白いものが生まれる。 たまごっち供養は日本的な価値のある無駄なものでしたが、今はそのような風潮はありません。無駄を愛せないとイノベーションは起こらないのではないでしょうか。→ほんと、その通り。イノベーションって色々な物事の組み合わせによるシナジーだと思うので、無駄かどうかわからないけどやってみなはれを繰り返していかないと生まれないだろうなと。
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「ズームバック×オチアイ」は、Eテレで放映されていた番組で、本書はそれを文字起こししたものである。だから、分かりやすいが浅く、番組を見た人には既視感があるシロモノだろう。私は幸いにも番組を見ていないので楽しく読んだ。ズームバック=俯瞰してみよ。一つの事象から、範囲も時系列も広く。...
「ズームバック×オチアイ」は、Eテレで放映されていた番組で、本書はそれを文字起こししたものである。だから、分かりやすいが浅く、番組を見た人には既視感があるシロモノだろう。私は幸いにも番組を見ていないので楽しく読んだ。ズームバック=俯瞰してみよ。一つの事象から、範囲も時系列も広く。 オードリー・タンやマルクス・ガブリエルとの対談も収納されるが、折角の異才二人に対し、時間制限のせいか、表明的な会話でやや惜しい。 下記、本著で気になった内容の抜粋。 ラスコーの壁画に描かれたヨーロッパパイソンは、現在絶滅の危機にさらされている。そうした事象から、データを引く。陸上の哺乳類の全体重で比較する場合、96%が人間と家畜。野生動物はわずか4%しかいない。 1618年にカトリックとプロテスタントの対立から30年戦争が始まった。教育こそが、人間を人間たらしめるものであり、戦争を避けられる唯一の手段だとコメニウスは考えた。文字や文章が読めない人にも得て伝えられ、言語や文化の壁を超え、全員が同じ知識を得ることができると言うコンセプトのもと「世界図絵」が作られた。 ヴェルグルの奇跡。ゲゼルの自由貨幣理論を導入して大成功を収めた町。オーストリア・チロル地方の小さな田舎町、ヴェルグル。世界大恐慌の影響は、このヨーロッパの小さな田舎町にも波及していたが、価値が目減りするスタンプ通貨により再興。尚、この通貨はやがて政府に禁止され終了。 ゲーテや孔子、ソクラテスの3人は、少なくとも自分の頭で考えることが大事と知っていた人たちだが、ソクラテスは死刑になり、孔子は大臣の座を失う。理解できる大衆がいなかったのかもしれない。大衆が作り出す人間の波(ヒューマンウェーブ) を意識する必要があるとすれば、その波に乗るのではなく、潜る関わり方をした哲学者がディオゲネス。ディオゲネスは、コスモポリタンという言葉を生み出した皮肉屋。家を持たず、酒の甕に住み、何でも欲しいものを与えると尋ねてきたアレクサンドロス大王に対して、日陰になるからどいてくれと答えた。 ソニーの創業者でもある井深大が起草した設立趣意書。70年以上社内で伝えられてきた。そこには、「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」。 デモにより天皇が2度目の玉音放送を行った。都市における食料事情は未だ例を見ないほど窮迫し、その状況は深く心を痛ましめるものがある。この窮況を切り抜けなければならない。 目的の曖昧な作戦は必ず失敗する。それは大規模組織を明確な方向性を欠いたまま指揮し、行動させることになるから。 みんな違ってみんなどうでもいい、という寛容さ。誰が不倫しようと関係ない。落合陽一は私にとって、動向が気になる一人である。
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NHKの番組を観ていたので、本の方も読んでみた。 過去の知識を知るだけでなく、トレンドとして昇華し、現在の動きをみる姿勢を真似したい。 番組の方が、映像があるのでいいかなー
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様々な感染症について、過去をさかのぼりなぞるのは面白いなあと思った。 ペストだ、天然痘だと歴史に名が上がる世界的な感染症の蔓延した時代に、私たちは確かに生きた。 エイズやエボラ出血熱などは森林の伐採、野生動物の捕獲などで、自然と人間の生きる境目があやふやになったところに付け込ん...
様々な感染症について、過去をさかのぼりなぞるのは面白いなあと思った。 ペストだ、天然痘だと歴史に名が上がる世界的な感染症の蔓延した時代に、私たちは確かに生きた。 エイズやエボラ出血熱などは森林の伐採、野生動物の捕獲などで、自然と人間の生きる境目があやふやになったところに付け込んでくるようにあらわれる。 フィジカル(身体性)の喜び Lコロナで行動が制限されてから、体験やライブ感のあるものに対しての欲求・価値は再定義されている気がする。 犯人探しや悪者をさらすことが目的ではなく、結果は改善であり、それに気が付いてもらう事。 みんな違って、みんなどうでもいい。けど、自分の中の孤独・孤立を見逃さないで。 みんなどうでもいいけど、みんな大切。 意義深い言葉 ソニー_「愉快」なものを求める
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○金儲けよりも価値ある仕事か ○なにを豊かさとするのか ○役に立つ人間から離れる 身体性みたいなものは人間にとってやはり大事なものだというのをコロナ禍を通じて自分自身も感じる。色んな人と会うという機会と場を進んで作りたい。
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NHK ズームバッグx落合番組の本。 落合陽一が考えるコロナ後の未来。 過去の出来事は、これからの未来を考える上で参考になる。テーマは、ニューエコロジー、環境論、世代論、ニューエコノミー、生と死、言葉、会社、教育、生活様式、孤独論、ゲーム、アート等々多岐に渡る。現代に生きる人々...
NHK ズームバッグx落合番組の本。 落合陽一が考えるコロナ後の未来。 過去の出来事は、これからの未来を考える上で参考になる。テーマは、ニューエコロジー、環境論、世代論、ニューエコノミー、生と死、言葉、会社、教育、生活様式、孤独論、ゲーム、アート等々多岐に渡る。現代に生きる人々の生活様式が変わり、それに伴って考え方にも変化が起きている。新たな問題も発生しているが、その対応のヒントは過去の歴史にあると言う。各章のテーマに関連する過去の事例を考察しながら、今後の社会について考える。 自分も60年近く生きてきて、昔に比べて社会の縛りが緩くなったように感じる。 自由な生き方を選択できるのは良いが、逆に将来の変化に対する漠然とした不安もある。 若い世代には、将来の不安の方が大きいのだろう。 この本で取り上げられたテーマも、社会慣習に縛られた昔の世代だったら、ほとんど気に留めない事だと思うが、豊かで自由になった現代の世代にとっては大きな問題だ。世代間において、その認識の差も要因としてあるかもしれない。
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コロナ禍がもたらした社会不安、分断、孤独、格差等で苦しんでいる私達に対し、如何に現状をポジティブに考え、行動していくかを説いている本です。テレビのコメンテーターとして出演時の落合陽一さんそのままの忖度無く、飾らない洞察・意見はとても参考になりました。オードーリー・タンさんとの特別...
コロナ禍がもたらした社会不安、分断、孤独、格差等で苦しんでいる私達に対し、如何に現状をポジティブに考え、行動していくかを説いている本です。テレビのコメンテーターとして出演時の落合陽一さんそのままの忖度無く、飾らない洞察・意見はとても参考になりました。オードーリー・タンさんとの特別対談も興味深かったです。
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著者が、NHKのアーカイブを読み解くことで、混迷な時代を切り抜けるためのヒントを提案しています。 流れが早く将来の見通しを立てることが難しい時代であるため、環境や教育等について半歩先の未来について考えることや、コロナという危機からの回復について社会編、カルチャー編というくくりで、著者の考えを対談形式でまとめています。 時代の寵児の一人であるといってもよい著者の考え方がわかる本であるため、落合陽一氏に興味がある人にはおすすめです。また、WITHコロナ時代にどう生きていくか悩んでいる人にも参考になるかと思います。私も落合さんの本は何冊か読んでいます。いろいろな分野に詳しく、様々な考え方や提案をされるので読んでいて面白いです。私より若い方ですが、日本にも落合さんのようにさまざまな提案や、国の在り方を論じている人が出てくるのは非常に良いことがと思います。単なる評論家はいりませんが、落合さんのように実践をともなう提案者は数多く出でくることを望みます。 本書には、特別編として台湾のデジタル担当政務委員であるオードリータン氏との対談も書かれており、豊富な知識や考えをもつ二人の対談が非常におもしろかったです。重い話だけではなく、くだらない対談内容も書かれてあり、二人のひととなりが多少なりともわかりました。
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本書はコロナウィルス、経済格差、環境問題など現在の人類が抱える課題を歴史を振り返りながら人類がどのように対応してきたかを振り返るような形式となっていました。例えばコロナウィルスで言えばペスト、水俣病の公害などが振り返りの対象として参考になります。 2020年初頭、コロナウィルスが蔓延してから世界から祝祭性が失われました。人は場所と時間と体験を同時に共有する機会を大幅に奪われてしまったのです。スポーツ観戦、ライブへの参加だけではなく、会社や学校に集まることでさえ大きく制限されるようになりました。いつしか仕事に関しては職種によっては集まらないことにも慣れてしまったところがあります。 それでも人は祝祭性を求めるでしょう。この閉塞感の中で何のために生きているのかや、命の意味を多くの人が考えました。そのとき自分と似たような価値観を持った人と共通の体験をすることの喜びがコロナウィルスが蔓延する前には確かにあったことに気が付きます。 私たちには今デジタルがあります。かつてないスピードでSNSを通じて情報のやりとりをできるようになりました。しかしSNSは時には人を傷つけることがあるため、私たちはその使い方に細心の注意を払う必要があります。社会がよりよくなるための使い方を皆が考えながら使っていくようにすること、それがよい世の中の実現には必要でしょう。 コロナによって不要不急の用事を避けるようになり、自粛警察という言葉が流行りました。今でもあります。芸術、ファッションそういったものは一時期必要のないものであるかのように言われました。しかしこの閉塞感の中でそういったみずみずしいものに対して、かつてない渇望があることにも気が付きました。一見無駄と思われるもの、余白とされるもの、そういうものの中から素敵な文化が生まれるのです。今ほど無駄であろうと何であろうと自分の好きなものを見つけ、丁寧に接し、時間をかけることを厭わない、そしてそれを表現し人に伝えていくことが求められる時代はなかったでしょう。
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賢者や歴史に学ぶという切り口で、現在起きている事象について、テクノロジーを使った近未来とこれまでどうだったか?という視点で作られています。また、オードリー・タンさんとの対談部分はとても興味深い内容です。 本書のテーマは多岐に渡るので、読みながら様々なことが頭をよぎる1冊です。多く...
賢者や歴史に学ぶという切り口で、現在起きている事象について、テクノロジーを使った近未来とこれまでどうだったか?という視点で作られています。また、オードリー・タンさんとの対談部分はとても興味深い内容です。 本書のテーマは多岐に渡るので、読みながら様々なことが頭をよぎる1冊です。多くの方に手に取って欲しいです!
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