不村家奇譚 の商品レビュー
不気味でしたが、代々つながっている物語は、ひょっとしたら、現代にもつながっているかもしれないと思いました。 もし、存在するとしたら、どうなるのかなと、少しワクワクしてしまいました。
Posted by
※ 東北の山奥で古から脈々と続く 奇怪な一族の過去から現代までを綴る。 受け継がれる奇異な能力と異形の躰は、 先代からの積み重なる業か、それとも 神との契りなのか想像を掻き立てられます。 背筋をゾワッとさせる怪奇なホラーであって、 謎を秘めたミステリーでもあるところも魅力。 ...
※ 東北の山奥で古から脈々と続く 奇怪な一族の過去から現代までを綴る。 受け継がれる奇異な能力と異形の躰は、 先代からの積み重なる業か、それとも 神との契りなのか想像を掻き立てられます。 背筋をゾワッとさせる怪奇なホラーであって、 謎を秘めたミステリーでもあるところも魅力。 視えないけれど、異界が薄い膜の向こう側に 存在するような気配を感じる物語でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初は読みにくいなーと思ってたけど、読んでいくにつれ面白くなった。 過去から現在に順を追ってストーリーは進んでいくが、登場人物はそれぞれ別で違う視点から見た時の話。 木村家が1番謎だった。
Posted by
憑き物って、最近のアニメやらまんがの影響で、守り神のイメージだったけど、本来は恐ろしいものなんだろうね。脈々と引き継がれる業が、とても悲しく、救いようがなかった。
Posted by
『不村家』という、代々憑き物と共に生きる一族の物語。語り手は奉公人、奉公人の異形ではなかった子供。不村家の姉弟など。 昭和後半から最近の時代の日本の話なのに、どこか異世界めいた、ここではないどこかの国の話を聞いているようで不思議な世界観がよかった。 恩田陸さんの『夜果つるところ』...
『不村家』という、代々憑き物と共に生きる一族の物語。語り手は奉公人、奉公人の異形ではなかった子供。不村家の姉弟など。 昭和後半から最近の時代の日本の話なのに、どこか異世界めいた、ここではないどこかの国の話を聞いているようで不思議な世界観がよかった。 恩田陸さんの『夜果つるところ』がよかった人はこちらもおすすめだと思います。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ホラーなんだけど悲しい話だった。 最初の話は少し古い時代の不村家。この頃は時代もあって受け入れていくしかなかったんだな。不平等さを当たり前に皆飲み込んで生きている。 現代になればなるほど周囲の理解とドライさが明るくもその中で個の意思を通せない悲痛さも感じた。 あとやはり木村さんは大狐…うーん。木村と不村。
Posted by
不村家の人々と異形の奉公人たちの視点で年代を超えて語られるホラーミステリー連作短編集。 おもしろかった!そこまでグロくなくてホラーみもそこまで強くない。ただ年代が移るごとに新しく出てくる人物の関係性を把握するのにちょっと手間取ったかな。
Posted by
読み終わったあとに不思議な満足感に襲われた。ああ、こうやって現代になってもこの家系は続いていくんだなとしみじみした。少し陰鬱で不気味で悲しい一族のお話。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
不村家に憑物のあわこさまの不気味さ怖さにゾッとしながら最後まで読んだ。一族の延々と続く連鎖、幸福も不幸も両方もたらすとの設定だが、どうも不幸ばかりのように感じた。東北の寂れた旧家やかたわ者ばかりの使用人など舞台も申し分なく語り手、時代を変えながら、最後には人面瘡まで出てきてこの呪いのしつこさには救いがない。 物語としては好きだが、読後感は最悪。
Posted by
途中失速したような。 でも面白かった。 ただあわこ様の設定は無理があった。 もう100捻りぐらいは欲しい
Posted by
- 1
- 2