birth の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編(中編)集2編 表題作の,母子手帳を唯一の心の支えに生きている主人公. 同じ名前生年月日の母子手帳を拾ったことでその親子のことが気になり,高熱をおして跡をつけたりする.2歳までの記憶とこの出会った母娘の姿が重なり溶け合って夢あるいは妄想の世界が広がっていく. 最後の扁桃周囲膿瘍にはびっくり,ゾッとしました.
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久しぶりに新人作家さん読んだなぁ。ふと目に入って、あ、これは良さそうと思ったら新人賞受賞作品だった。太宰治賞は津村さんくらいしかよんだことないのですが、よかったです。受賞作で表題作のbirth。感覚とリズム、そしてセンスが。次作も楽しみ。
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