たたかう神仏の図像学 の商品レビュー
談山神社ゆかりの藤原鎌足信仰と良助法親王の『與願金剛地蔵菩薩秘記』を発端として、矢負い・矢取りや水難除けなど様々な信仰が生み出されてきた地蔵菩薩が愛宕信仰との習合を経て勝軍地蔵という信仰と独自の尊像の形態をもつ軍神として成立・波及していくさまを日本各地に残された図像から辿っていく...
談山神社ゆかりの藤原鎌足信仰と良助法親王の『與願金剛地蔵菩薩秘記』を発端として、矢負い・矢取りや水難除けなど様々な信仰が生み出されてきた地蔵菩薩が愛宕信仰との習合を経て勝軍地蔵という信仰と独自の尊像の形態をもつ軍神として成立・波及していくさまを日本各地に残された図像から辿っていく。また、勝軍地蔵の信仰における犠牲と恩恵の互酬性と期待される現世利益の変遷についても述べられている。
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