1,800円以上の注文で送料無料

今日は何の日?今日も本の日! の商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

去年の年末、今年(2024年)は記念日にちなんで本を読もうと思ってリストを作ってみたところ、文豪作品や古典ばかりになってしまった。もちろん続くわけもなく、1月でリストは終了。 なので、先日この本を図書館で見つけて、なんてすごいんだ!と拍手を送りたくなりました。 この本では、神戸市のまちの本屋さんが店先の黒板に書いた「今日は何の日」が紹介されています。 特に好きなのはこの3つ。 ・1月22日 1931年、ミスカトニック大学南極探検隊の調査用飛行機が狂気山脈を発見。採掘調査を開始する ・8月30日 2122年、ドラえもん、ネズミに耳をかじられる(なぜ誕生日じゃなくて耳をかじられた日?) ・11月17日 宇宙世紀0059年、シャア・アズナブル生まれる(諸説ありと解説あり) ジャンルは本、漫画、アニメ、映画、科学、社会などなど。スタッフのみなさんが楽しんでいるんだろうな、と本から伝わってきます。 好きなこと、興味のあること、面白いと思うことがたくさんあるって素敵ですね。

Posted byブクログ

2022/08/29

個人書店がこうやって奮闘しているのは凄く頼もしいし、近所にも同じような店があったらな…って羨ましくもなる。一方で、ブックガイドとして見た場合、日付縛りってのは面白い趣向なんだけど、一押しとは違うんだろうなっていう、ちょっと微妙な感じ。あと、お客さんに叱られたというエピソードを書き...

個人書店がこうやって奮闘しているのは凄く頼もしいし、近所にも同じような店があったらな…って羨ましくもなる。一方で、ブックガイドとして見た場合、日付縛りってのは面白い趣向なんだけど、一押しとは違うんだろうなっていう、ちょっと微妙な感じ。あと、お客さんに叱られたというエピソードを書きながら、そのネタバレガイドを再掲するのはいかがなものか、と。

Posted byブクログ

2022/04/03

先月読んだ「読書会の教室」で、双子のライオン堂という本屋さんのことを知り、著者であり店主の竹田信弥ともうひとりの著者の田中佳祐をチェックしていたら「街灯りとしての本屋」という本に巡り会いました。その本はまだ読んでませんが、この本は「街灯りとしての本屋」が発する「灯り」としての言葉...

先月読んだ「読書会の教室」で、双子のライオン堂という本屋さんのことを知り、著者であり店主の竹田信弥ともうひとりの著者の田中佳祐をチェックしていたら「街灯りとしての本屋」という本に巡り会いました。その本はまだ読んでませんが、この本は「街灯りとしての本屋」が発する「灯り」としての言葉をまとめたものになっていると思いました。店頭の黒板に書かれる毎日の、その日と本の世界を結びつける、ちょっとした知識。Googleのロゴが日々変わっているように、毎日毎日、リアルな作家の人生や、本の中の世界の出来事から縦横無尽に選ばれています。だから、自分の誕生日から読み始めました。なるほど…そんな日だったんだ…「すべての情報をオーガナイズする」って迫力のGoogleに対して、著者の興味に偏りがちなマニアックな豆知識みたいですが、逆に本の世界の奥深さ、豊穣さを感じました。この流泉書房は25坪の小さな本屋さんだけど、すごい広い世界と繋がっていることを体感しました。一方、現在入手出来ない本も時々出てきて、出版業界の厳しさも感じます。以下、山手樹一郎「遠山の金さん」ハリイ・ハリスン「宇宙兵ブルース」フレドリック・ブラウン「火星人ゴーホーム」海老沢泰久「F1地上の夢」平井和正「幻魔大戦」ヴェルヌ「80日間世界一周」の児童書…意外な本が読めなくなっていてびっくり。でも、何が新刊で読めなくなっているのか?という情報も、街灯りとしては大切な情報なのかも。読みたいという声があれば復刊の道もあるだろうし…

Posted byブクログ

2022/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

神戸にある本屋さんの毎日の取り組みー当日に関連している書籍の紹介ーがまとめられている。 滅茶苦茶面白い試みで、確かにそんなメッセージがあれば思わず足を止めて読んでしまうだろう。ものによっては購入につながるかもしれない。なにより、数年継続しているのが大変だ。 ただ、「読んでいない」旨の報告は要らないかなぁ。

Posted byブクログ

2022/01/17

まえがき──「今日は何の日?」のつくり方 1月──ウンベルト・エーコ、2代目怪盗レッド、シャーロック・ホームズ生まれる。太陽クラブ結成。HAL9000完成。狂気山脈発見。『高慢と偏見』刊行。藤子不二雄がコンビ解消。三毛子、陳舜臣死去。 2月──東野圭吾、冨岡義勇、大藪春彦、赤...

まえがき──「今日は何の日?」のつくり方 1月──ウンベルト・エーコ、2代目怪盗レッド、シャーロック・ホームズ生まれる。太陽クラブ結成。HAL9000完成。狂気山脈発見。『高慢と偏見』刊行。藤子不二雄がコンビ解消。三毛子、陳舜臣死去。 2月──東野圭吾、冨岡義勇、大藪春彦、赤川次郎生まれる。ワイルドファイア警報発令。七瀬邸一家4人殺人事件。十五少年、漂流を開始。黒色矮星「ゴラス」が地球に最接近。香山滋、ジョン・ディクスン・カー死去。 3月──両津勘吉、安部公房、ウィリアム・ギブスン生まれる。日本人初の月面着陸。遠山の金さん、江戸北町奉行に任命。日本SF作家クラブ発足。楼蘭発見。三島由紀夫が訴えられ、緑色の火星人が大挙して地球に現れる。 4月──ぐりとぐら、くるりくらに会う。マスクドライダー計画始動。鈴木商店解散。『星の王子さま』刊行。芳山和子、ラベンダーの香りを嗅いで倒れる。アポストリの宇宙船と物体Oが落下。井上ひさし死去。 5月──荒川弘、平井和正生まれる。ホグワーツの戦い。藤原佐為が成仏。有栖川有栖が火村英生とカレーを食べ、御手洗潔が石岡和己と出会う。芭蕉が旅立ち、八犬士が集結。島村、駒子と出会う。与謝野晶子死去。 6月──荒木飛呂彦、上杉兄弟、山本周五郎生まれる。『遠野物語』刊行。日本が滅亡して吸血鬼の国になる。レプリカントのゾーラ製造。名も無き村で夏至祭が行われる。バーサーカーの生みの親と柴田錬三郎が死去。 7月──原田マハ、宮城リョータ生まれる。月が独立を宣言。「少年ジャンプ」創刊、『チャタレイ夫人の恋人』発禁に。AKIRA覚醒。仮想世界OZ乗っ取り。辺野古ディストラクション。芥川龍之介、中島らも死去。 8月──さかなクン、司馬遼太郎生まれる。「水戸黄門」放送開始。エンドレスエイトが始まり、8・3抗争が起きる。金田一耕助、老婆と峠道ですれ違う。ドラえもん、ネズミに耳をかじられる。澁澤龍彦死去。 9月──水野亜美生まれる。セカンドインパクト。『資本論』刊行。藤原拓海と高橋涼介が秋名山でバトル。生首風鈴が発見される。山ねこからかねた一郎にはがきが届く。ロビンソン、無人島に漂着。吉川英治死去。 10月──乙一、S・S・ヴァン・ダイン、恩田陸生まれる。F1メキシコグランプリでHONDA初優勝。タイムマシン「デロリアン」完成。キューバ危機。灼熱のハロウィン。エドガー・アラン・ポー、浜尾四郎死去。 11月──藤原てい、シャア・アズナブル、尾崎豊生まれる。外場村が焼失。『失われた時を求めて』第1巻、宮沢りえ『Santafe』刊行。原潜が独立国を宣言。夜神月がデスノートを拾う。水木しげる死去。 12月──アーサー・C・クラーク、フィリップ・K・ディック、宮部みゆき生まれる。怪人二十面相と明智小五郎が出会う。三億円事件の公訴時効成立。里見脩二助教授が辞表を書く。ジョン・ル・カレ、獅子文六死去。 おわりに うちの逢坂のこととうちの店の話 流泉書房社長・大橋崇博

Posted byブクログ

2021/12/25

1月7日  200X年、国際超音速ビジネスジェット「スワローテイル」の1号機試作機が原因不明の爆発事故を起こし墜落。クルー12名が死亡する。 1月10日 明治38年1月10日、二弦琴の御師匠さんの家に行った猫の「吾輩」は、三毛子が亡くなったことを知る。 1月13日  195...

1月7日  200X年、国際超音速ビジネスジェット「スワローテイル」の1号機試作機が原因不明の爆発事故を起こし墜落。クルー12名が死亡する。 1月10日 明治38年1月10日、二弦琴の御師匠さんの家に行った猫の「吾輩」は、三毛子が亡くなったことを知る。 1月13日  1958年、この日の夜、安田辰郎が赤坂の料亭「小雪」に一人の客を招待した。 **************** 神戸にある流泉書房の店先の黒板にほぼ毎日書かれているという「今日は何の日?」。 それをほぼ一年分まとめたのがこの本。 例に出したのは、Wikipediaで調べたとまえがきに書かれている「フィクションの出来事」からなのだが、他にも、「本にまつわる著名人の誕生日か忌日」「小説のネタになっていそうな史実」などから、書いているそう。 同じネタは使えないし、通常業務もこなさなきゃいけないしで、なかなか大変そうです。 こんなことやっている本屋が近所にあったら、毎日見に行っちゃいますよね。 他にも書店員さんのコラム、作品名索引、人名索引、出版社名索引、この企画を始めた逢坂肇さんとお店を社長が語る「おわりに」が収められています。 ↓    ↓     ↓ 1月7日は有川浩『空の中』より 1月10日は夏目漱石『吾輩は猫である』より 1月13日は松本清張『点と線』より

Posted byブクログ