虹いろ図書館のかいじゅうたち の商品レビュー
シリーズ3作目。1作目の主人公、ほのかをいじめていたかおり姫のお話。イヌガミさんもうつみさんも変わらずでうれしい。今回もいろんな絵本や児童書が出てきて楽しかった。ちらっとひなとゆんらしき子もいて、こういう繋がりって良いよね〜。 人の心にはかいじゅうがいる…そうなのかもなぁ。表に出...
シリーズ3作目。1作目の主人公、ほのかをいじめていたかおり姫のお話。イヌガミさんもうつみさんも変わらずでうれしい。今回もいろんな絵本や児童書が出てきて楽しかった。ちらっとひなとゆんらしき子もいて、こういう繋がりって良いよね〜。 人の心にはかいじゅうがいる…そうなのかもなぁ。表に出すか、仕舞い込んでいるかは人それぞれだろうけど。イヌガミさんのお話もあって、ほんの少しイヌガミさんを知れたような気がした。 業務委託はね、リアルな現状だよね…どうか子どもたちの居場所になってくれる図書館のままでいてほしい。
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かつて図書館をよく利用していた時に、図書館員の仕事に憧れていたので、疑似体験できました ケンちゃんは学校が休みの時に電車で通っているのになぜいる⁇に…途中何度もツッコミましたが、最後にその理由がわかってすっきりしました 誰も心に持っている「かいじゅう」との付き合い方がわかりやすく...
かつて図書館をよく利用していた時に、図書館員の仕事に憧れていたので、疑似体験できました ケンちゃんは学校が休みの時に電車で通っているのになぜいる⁇に…途中何度もツッコミましたが、最後にその理由がわかってすっきりしました 誰も心に持っている「かいじゅう」との付き合い方がわかりやすく描かれていてなるほどなぁと思いました
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3作目だが、1作目の続きに近い。 各巻完結かと思いきや、続投される登場人物が増えてきた。 ちょい役もあるが、割とキーマンでの登場もある。 そのため、前作を読んでいないと、「?」が浮かびそう。 そんな今作は、これまで以上に、いじめや差別に関するテーマ性が高かったように思う。 「謝...
3作目だが、1作目の続きに近い。 各巻完結かと思いきや、続投される登場人物が増えてきた。 ちょい役もあるが、割とキーマンでの登場もある。 そのため、前作を読んでいないと、「?」が浮かびそう。 そんな今作は、これまで以上に、いじめや差別に関するテーマ性が高かったように思う。 「謝って終わりじゃない」とか、なかなか深いところまで切り込んでいる。 かおりとケンと犬神さんと。 三者の関係性と、かおりに対する犬神さんのスタンスがとても魅力的。 大人として、経験者として、子供に対する振る舞いは、見習いたい。
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【上学年〜】 シリーズで5作出ているうちの3作目。 こちらの作品が5作目かと勘違いして最後に読んだけど、1作目に対応した話だったので、結果的に最後に読んで正解だった。 1作目の主人公をいじめていた女の子かおり姫が主人公のお話。 いじめた側にもつらい背景があって…という話で、最...
【上学年〜】 シリーズで5作出ているうちの3作目。 こちらの作品が5作目かと勘違いして最後に読んだけど、1作目に対応した話だったので、結果的に最後に読んで正解だった。 1作目の主人公をいじめていた女の子かおり姫が主人公のお話。 いじめた側にもつらい背景があって…という話で、最終的には自分のしたことを認めるんだけど、そのへんはかなりファンタジー味を感じた。 1作目の時は、かおり姫にしてもその父親にしても、かなりひどい言動をしていたが、こちらの作品ではその言動に理由づけはしてあるものの、キャラ変しすぎ。 とはいえ児童小説なので、あまりリアルな人間描写よりも、こちらの救いがあるお話のまとめかたで良いとも思った。
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虹いろ図書館のかいじゅうたちのなかにでてくるケンくんは誰なのかケンくんは犬上健介くんでした。 時計つくりのジョニーを借りたのは図書室の本を全部読んでいたけんくん、本棚を作っていたのは、イヌガミさんだったなんて!いくつもの人たちとのつながりがかおり姫の話がメインなのかと思われたのが...
虹いろ図書館のかいじゅうたちのなかにでてくるケンくんは誰なのかケンくんは犬上健介くんでした。 時計つくりのジョニーを借りたのは図書室の本を全部読んでいたけんくん、本棚を作っていたのは、イヌガミさんだったなんて!いくつもの人たちとのつながりがかおり姫の話がメインなのかと思われたのが最後にはイヌガミさんの子どもの頃とつながっていました。
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1冊目のへびおとこで、主人公をいじめていた側の話。 へびおとこもよかったけど、さらによかった。イヌガミさんが最高で、司書のバイブル。いじめていた子の話もきちんと受け止めてあげている。 謝ればやったことはなくなる?そうは思わないから謝らない。そこから謝りたいに変わる。イヌガミさんにも謝れてよかった。 だれの中にもかいじゅうはいる。
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第1巻、第2巻と同じ時間が流れており、1巻でいじめっ子だったかおりの視点で描かれている。ほのか不在のなかのスタビンズくんの姿も。 加害者の葛藤、謝罪の意味。謝ればいいのか、謝って許されていいのか。 長じて再会したときの加害者と被害者の温度差に被害者がショックを受けるという話もあるが、そこを問うものでもある。許せないのは被害者が狭量だからではない。謝罪するのは自分のため。それを受け入れるかどうかは相手の問題。そこをはき違えている人が多いように思う。
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「虹いろ図書館とへびおとこ」の後日譚の様な物語。 司書の犬上さんの知られざる過去が記されていた。 担任の先生の「手に触れない様にする行為」はあまりにも酷い。一方、犬上をいじめっ子から守り、改心した長谷川は可哀想な人物だった。 「虹いろ図書館とへびおとこ」に登場した「かおる姫」こと「かおる」はきっと人に構ってほしくて、寂しがり屋だったのだとと思う。 もし、何処かで道を間違えてしまっても必ずやり直せるということが描かれている作品。
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なぜかこの巻から読んでしまった。 単純にいろんな児童書や絵本が出てきて楽しいね。 子どもたちのお腹には誰でもかいじゅうがいるってことに自分で気づけることが、どれだけ難しいか…。 それにしても、ケンって。はぁ~なるほど。はぁ~面白い。
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柿ノ実町にある古い図書館。司書のイヌガミさんは今日も大忙し。 ある日図書館にやって来たのは、小学六年生のケンと、かおり。 図書館と学校の図書室が居場所のケンは、クラスのはせがわくんにいじめられていた。 お姫様の物語が大好きだったかおりは、ある出来事で心を凍らせている。 イ...
柿ノ実町にある古い図書館。司書のイヌガミさんは今日も大忙し。 ある日図書館にやって来たのは、小学六年生のケンと、かおり。 図書館と学校の図書室が居場所のケンは、クラスのはせがわくんにいじめられていた。 お姫様の物語が大好きだったかおりは、ある出来事で心を凍らせている。 イヌガミさんとうつみさん、スタビンズくんたち図書館の人々と 本のあたたかさが、二人の心をじんわりと溶かしていく―― 。 第1作目の主人公をいじめていたリーダー格の子が、今回の主人公。一度いじめてしまったが最後、後に引けなくなって最悪な関係のままになってしまうこと、特に学校という閉鎖的な環境だとありがちなことだと思う。「謝りたいけど許してもらえない」と強く思っているかおりの心を溶かすのは、同じく学校に嫌な思い出のある子どもたち。今回も本と人に救われた。 図書館員は民間会社にとって代わり、常連のスタビンズくんは留学することに。このシリーズはもう終わりなのかな。その後の虹いろ図書館の様子や子どもたちの成長も見てみたいから、続いてほしい。
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