トヨタ物語 の商品レビュー
以前から「トヨタ生産方式とは何か?」という本質を理解できていない感覚があり、その気持ち悪さを少しでもクリアにできそうだと思い読了。時代背景や登場人物の来歴などは読み飛ばしたものの、なぜ自分が今まで調べど調べど理解できなかったのかという理由も含めて学びが多かった。より効率的に価値を...
以前から「トヨタ生産方式とは何か?」という本質を理解できていない感覚があり、その気持ち悪さを少しでもクリアにできそうだと思い読了。時代背景や登場人物の来歴などは読み飛ばしたものの、なぜ自分が今まで調べど調べど理解できなかったのかという理由も含めて学びが多かった。より効率的に価値を生み、かつ作業者が楽になる生産方式を当時トヨタが必要とした背景やその際の衝突、競合他社との比較など細かく描かれていたため内容が濃く面白い本だった。
Posted by
トヨタの「カイゼン」がこれ程大変で、ずっと続いていることに驚いた。長編で読み終えるのに苦労したけど、読んで良かった。
Posted by
トヨタについて、創業から現在までを俯瞰したもの。研究者が書いた本ではないため、客観的な分析をしているわけではないが、トヨタの歴史を概観することができる。トヨタについてどのような分析がなされているかを知りたいのであれば、研究者が書いた本や論文を読めばいい。 トヨタといえばその生産...
トヨタについて、創業から現在までを俯瞰したもの。研究者が書いた本ではないため、客観的な分析をしているわけではないが、トヨタの歴史を概観することができる。トヨタについてどのような分析がなされているかを知りたいのであれば、研究者が書いた本や論文を読めばいい。 トヨタといえばその生産方式であるが、本書を読むと単なる生産ラインの効率化だけでないことが分かる。それは研究開発から物流、販売に至るまで、それぞれに関わる全ての人の意識も関係している。 これらはトヨタの企業文化によるものであり、表面をなぞっただけでは決して真似できないだろう。
Posted by
小説のような躍動感があり、 金言に溢れている啓発書であり、 仕事の本質に迫るビジネス書でもある。 かつてトヨタ系の会社で働いていた際、 耳にタコができるほど聞いた言葉の生立ちがわかる。 それだけでも読む価値は大いにある。 昨日よりも今日、今日よりも明日。 終わることのないカイ...
小説のような躍動感があり、 金言に溢れている啓発書であり、 仕事の本質に迫るビジネス書でもある。 かつてトヨタ系の会社で働いていた際、 耳にタコができるほど聞いた言葉の生立ちがわかる。 それだけでも読む価値は大いにある。 昨日よりも今日、今日よりも明日。 終わることのないカイゼン魂を口だけにしたくない。
Posted by
会社で大事なのは「人」「金」「物」って言うけど、やはり「人」だろう。 大野耐一がいなかったら今のトヨタはないだろう。
Posted by
文庫本に収録されるにしては、トヨタ生産方式についての説明が異常に詳しく、大野耐一のカリスマ逸話と合わせて、何度も何度も出てくる。もちろん、もともと興味があって手にとり読むぶんには、やはり、そこはそうなんだよなあ、とひとりごちながら「信念」を強化するのに役立ちそうだ。その意味ではト...
文庫本に収録されるにしては、トヨタ生産方式についての説明が異常に詳しく、大野耐一のカリスマ逸話と合わせて、何度も何度も出てくる。もちろん、もともと興味があって手にとり読むぶんには、やはり、そこはそうなんだよなあ、とひとりごちながら「信念」を強化するのに役立ちそうだ。その意味ではトヨタ教の聖典とは言わないが、副読本といってもよいでしょう。(大野耐一の言っていたこと、やってきたことには、とても共感します)
Posted by
- 1