黄色いマンション黒い猫 の商品レビュー
ここ数年の小泉今日子さんの役者や文章や発言が時に心地よいので、読んでみました。ずっと歌手、女優の仕事をしてるOLかと思われるような暮らしぶりが感じられる本でした。
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ドラマ「団地のふたり」が終わってしまい、ちょっとロスな気分の時にキョンキョンのエッセイを見つけて読みました。 厚木で育った中学生までの時代とデビューして原宿で過ごした青春時代。そして離婚して1人になった頃から現在までを飾ることなくお話されている所が好感持てます。 家族の事、飼...
ドラマ「団地のふたり」が終わってしまい、ちょっとロスな気分の時にキョンキョンのエッセイを見つけて読みました。 厚木で育った中学生までの時代とデビューして原宿で過ごした青春時代。そして離婚して1人になった頃から現在までを飾ることなくお話されている所が好感持てます。 家族の事、飼い猫の事、芸能界の事。悲しいお話も多かったけど一番辛かったのは飼い猫の小雨ちゃんのお話。どんだけ泣いたのだろうと想像したらもらい泣きしそうになりました。ちょっとキョンキョンの素顔を見れた気がします。 年齢を重ねるごとに魅力的になられたキョンキョンですが、役者としても幅が広がり次はどんな姿を見せてくれるのだろう?と楽しみです。
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テレビや雑誌で見るだけでは、人伝に聞くだけでは、その人のことなんてわからない。 こころや頭の中、言葉、雰囲気、その人の100%を知ることなんて、絶対に出来ない。 小泉今日子はなんとなく、ちょっとヤンチャでキレイな元アイドルの女優さん、くらいの印象しかなかった。あと、あまちゃんのマ...
テレビや雑誌で見るだけでは、人伝に聞くだけでは、その人のことなんてわからない。 こころや頭の中、言葉、雰囲気、その人の100%を知ることなんて、絶対に出来ない。 小泉今日子はなんとなく、ちょっとヤンチャでキレイな元アイドルの女優さん、くらいの印象しかなかった。あと、あまちゃんのママ役。 でも、この本を読んで、小泉今日子に妙に親近感が湧き、本と一緒に大好きになってしまった。 曲も深掘りし、中森明菜と仲が良かったことも明菜ファンとして嬉しく、ハツラツとした性格も憧れるようになった。 こういう女性になりたい。 確か雑誌の連載を集めたものなのでどのお話も長すぎることなく、小泉今日子の芸能界でのことや日常的な読みやすいものが多く、2、3日で完読できた。 文章を読むことに疲れた、けど、読みたい。というタイミングにも特におすすめ。
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Podcastホントの小泉さんが好きで、そこからキョンキョンに興味を持ち読んだ本。30歳の私は、若い頃のキョンキョンなんて何も知らなかったけど、色々考えながらアイドルしてたんだなぁって思った。周りに良い大人がいてくれたみたいで良かった、ってなんか安心したし、だからこそ出来上がった...
Podcastホントの小泉さんが好きで、そこからキョンキョンに興味を持ち読んだ本。30歳の私は、若い頃のキョンキョンなんて何も知らなかったけど、色々考えながらアイドルしてたんだなぁって思った。周りに良い大人がいてくれたみたいで良かった、ってなんか安心したし、だからこそ出来上がった今の50代のキョンキョンが好きなのかも。
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ノスタルジックなエッセイ。 全然知らない80年代の原宿とか、自分もそこにいたような懐かしい気持ちになりながら読めた。
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小泉今日子さん(キョンキョン)は、自分と同世代で昔から素敵な人かわいい人だなぁと思っていたので、自分の高校生の頃を思い出しながら読んだ。 アイドルの頃も自分らしさを大切にしているなぁ…と思っていたし、今も変わらない。 講談社エッセイ賞を受賞。 家族のことや生い立ちも、亡くな...
小泉今日子さん(キョンキョン)は、自分と同世代で昔から素敵な人かわいい人だなぁと思っていたので、自分の高校生の頃を思い出しながら読んだ。 アイドルの頃も自分らしさを大切にしているなぁ…と思っていたし、今も変わらない。 講談社エッセイ賞を受賞。 家族のことや生い立ちも、亡くなった人々への思い、猫との生活の日々などが書かれていて、本当に素敵な女性だなぁと感じ、またまたキョンキョンが好きになった。
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音楽のストリーミングサービスでキョンキョンの曲が流れてきた。年齢的に80年代アイドルは世代じゃないが、歌っている本人がどんな人なのか気になっていた。 中古でこの本を買い、寝る前や待ち時間を合わせて1週間かけずに読んだ。 短編エッセイなのでひとつ5分くらいで読めるので、とても読み...
音楽のストリーミングサービスでキョンキョンの曲が流れてきた。年齢的に80年代アイドルは世代じゃないが、歌っている本人がどんな人なのか気になっていた。 中古でこの本を買い、寝る前や待ち時間を合わせて1週間かけずに読んだ。 短編エッセイなのでひとつ5分くらいで読めるので、とても読みやすかった。 主に、キョンキョンが40歳半ばから50歳くらいまでの出来事が書いてあり、キョンキョンの人となりが少しわかった気がする。 とても柔軟な人で、世間に合わせるのではなく自分軸ができてて素敵な人だなと思った。 元カレの話や、中南海というタバコを買うシーンがあったり、普通のアイドルや芸能人だと良いイメージを持たれない部分すらさらけ出すエッセイ。でも、違和感や嫌悪感は一切なかった。 なんとなくだか、好きなシーンとして、「ジョーゼットのワンピース」の中にあった、母が現像前に余ったフィルムで写真を撮るところである。フィルムカメラってそういうことあったなぁと思い出した。余ったフィルムの写真独特な雰囲気ってあるかも…と思った。キョンキョンが小さい時母に向かってアイドルポーズをしていた細かい描写もあり、当時のキョンキョンの写真をぜひ見てみたいなと思った。 また、こんなふうに思い出をかけるようになりたいなと思った。
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一万円選書の本! キョンキョンって本も書けるんだと初めて知った。アイドルで華々しい世界にいる人が、自然な日常を綴っていて、面白かった。
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一つ一つのエピソードというか、記されている瞬間瞬間がいきいきとしている。 明るい思い出話、とかそう言う意味ではなく。 亡くなってしまった命や、もの、空間、ひっくるめて生き続けている。 特徴的で静かで芯のある心地よいご本人の声で、 文章が動き出す感じがして、読んでいて落ち着き、 ...
一つ一つのエピソードというか、記されている瞬間瞬間がいきいきとしている。 明るい思い出話、とかそう言う意味ではなく。 亡くなってしまった命や、もの、空間、ひっくるめて生き続けている。 特徴的で静かで芯のある心地よいご本人の声で、 文章が動き出す感じがして、読んでいて落ち着き、 出会えて良かったありがとうございますと、いちいち噛み締めながら一気に読んでしまった。 時代や家庭環境、キャラクターは似ていないのに、 どこか、自分の母親に似ていたり、妹や父、祖母、今どこでどうしているかわからないあの子を思い出したり。 幼少期のきょんきょんが母親に感じている感覚は、 自分が幼少期に感じていたことに。 過去の映像を頭の中に流すところや、その鮮明さは 今の自分に似ていたり。 平成ど真ん中を生きてきた自分が共感するはずないのに、 そんなこともあったねぇ、と、なにかに共感する。 小泉今日子さんが家族や、流れる時間に抱く感覚や想いに、自分自身通ずるものがあるからかなと読了後に勝手に納得しました。 後半の 四月某日の手記 では、 直に家族について書いてあり、 何気ないどこにでもあるなんでもないやりとりと、 その先にある、 「家族だね、血だね、血脈。脈々と繋いでいこうではありませんか!」 で、あーそうそう私も祖父母が亡くなったタイミングでこう言うこと特に敏感に考え、感じ始めたなぁ、と思っていたら、 「頑張れ妊婦!産めよ女子!私、全力で応援しますわよ。」の一文。 妊娠しているタイミングで、 小泉今日子さんの、この言葉に出会えたことが 本当に幸せです。
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著者が長年通い、時には暮らしてきた原宿をキーワードとしたエッセイ集。昭和末期の青春がまぶしい思いがあれば、家族をめぐる人とは違う記憶もあり、現在の仕事の上での若者との関わりから、逝ってしまった大人たちのこともあり。アイドルという季節を過ぎ、その延長線で表現の仕事をしていると、振り...
著者が長年通い、時には暮らしてきた原宿をキーワードとしたエッセイ集。昭和末期の青春がまぶしい思いがあれば、家族をめぐる人とは違う記憶もあり、現在の仕事の上での若者との関わりから、逝ってしまった大人たちのこともあり。アイドルという季節を過ぎ、その延長線で表現の仕事をしていると、振り返ることも多くなったに違いないし、彼女の後を数年遅れて追っている世代にもつい自分を重ねてしまうところもある。飾らなくそっけない文章も実に良い。
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