東京ルポルタージュ の商品レビュー
オリンピックまでの文章に読みでがあった。 オリンピックについては、何か人間の姿が感じにくかった。 でも、人が生きる姿を描いた優れたコラムを、いくつかよめたことには感謝。
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コロナ禍で政治と世間の「空気」に振り回された苦い記録。ライブハウスも歌舞伎町も悪者にされ、人々の心は荒み…読んでいるとイライラしてくるが、このイライラは今のうちに読んでおかないと経験として生々しく湧き上がってこないだろう。時代を切り取った優れたエッセイであり、報道でありスケッチで...
コロナ禍で政治と世間の「空気」に振り回された苦い記録。ライブハウスも歌舞伎町も悪者にされ、人々の心は荒み…読んでいるとイライラしてくるが、このイライラは今のうちに読んでおかないと経験として生々しく湧き上がってこないだろう。時代を切り取った優れたエッセイであり、報道でありスケッチである。
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役に立つ、知らねばならぬ、切羽詰まった情報があるわけではない。読む意味を考えても進まない。ぶらっと散歩に出かけるような読書。気分転換と心の運動のため。・・疫病が襲う。緊急事態宣言。繰り返される自粛。オリパラ。延期された2020。反対運動の中、開催された2021。東京に生きるそれぞ...
役に立つ、知らねばならぬ、切羽詰まった情報があるわけではない。読む意味を考えても進まない。ぶらっと散歩に出かけるような読書。気分転換と心の運動のため。・・疫病が襲う。緊急事態宣言。繰り返される自粛。オリパラ。延期された2020。反対運動の中、開催された2021。東京に生きるそれぞれの人の日常。どう狂わされ、どう対処したのか。点と点。一つ一つの記事につながりはない。何かに誘導されているわけでもない。取材はサッカー。記者は流れて来たネタを蹴る。読者はパスされた物語を読む。・・読了。散歩から家に帰ってきた。
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いつも聞いているpodcastの番組に著者の石戸諭さんがゲスト出演していて、本書の紹介をしていました。 新型コロナ禍とオリンピック/パラリンピックが同時進行した「東京」を舞台に、そこで暮らす様々人々の実像を掬い上げたコラム集です。どのエピソードを取り上げても、著者の暖かな視線...
いつも聞いているpodcastの番組に著者の石戸諭さんがゲスト出演していて、本書の紹介をしていました。 新型コロナ禍とオリンピック/パラリンピックが同時進行した「東京」を舞台に、そこで暮らす様々人々の実像を掬い上げたコラム集です。どのエピソードを取り上げても、著者の暖かな視線が印象に残ります。
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コロナ禍、トウキョウ2020大会。東京で暮らす人々を暖かな視線で見つめた現代の「ずばり東京」。 現在も続き終わりの見えないコロナ禍。ウィズコロナの社会を描いたルポルタージュとしてはかなり早い部類だろう。多くの職業の人を見つめた作品。 いつからは、コロナが過去のものになる日あら...
コロナ禍、トウキョウ2020大会。東京で暮らす人々を暖かな視線で見つめた現代の「ずばり東京」。 現在も続き終わりの見えないコロナ禍。ウィズコロナの社会を描いたルポルタージュとしてはかなり早い部類だろう。多くの職業の人を見つめた作品。 いつからは、コロナが過去のものになる日あらためて読み返してみたい。
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2022年2月 コロナ前の雑多なコミュニケーションが懐かしい。街が恋しくなった。 細やかなインタビューが積み重なっていて良い。 特に大学生の1年生、2年生、3年生、4年生のそれぞれへのインタビューは興味深かった。年次によって感じ方が違うだろうというのは予想通り。ただ面白いと感じた...
2022年2月 コロナ前の雑多なコミュニケーションが懐かしい。街が恋しくなった。 細やかなインタビューが積み重なっていて良い。 特に大学生の1年生、2年生、3年生、4年生のそれぞれへのインタビューは興味深かった。年次によって感じ方が違うだろうというのは予想通り。ただ面白いと感じたのは、大学のオンライン化に比較的ポジティブな3年生のTがポジティブなエピソードとしてあげているのがシェアハウスでのオフラインなコミュニケーションのエピソードという点だ。 「(オンラインで)代替しているつもりで、本当は代替できていないものがあるにもかかわらず、それを見ないようにしている……。」 本当にその通りだと思う。今のわたし。 一点、カバーの写真が納得いかない。 iStockで販売している写真で、他のルポルタージュの本のカバー写真と同じシリーズの写真(同じモデルさん、同じ服、同じ場所)というのが、使い回し感があって、一人一人の事情を理解し本人に代わって伝えようとする内容にはそぐわないと思った。
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石戸さんの視野は本当に広い。このコロナ禍で、何かしなくてはと小さな一手を積み重ねている市井の人々の様子を丹念に紡いでいる。
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決してライトなテーマではないのに、読後感が清涼飲料水のよう。文章がこざっぱりしている。それがファッション的でもあり、現代的でもあり、著者を表していると感じた。若者のすべて、が印象に残った。
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メディアで流される分かりやすい勧善懲悪的な情報じゃなくて、東京という街におけるコロナ禍のリアルな日常を切り取った一冊。 コロナ禍という未曽有なウィルスに加えて迷走する日本社会。 そんなカオスに翻弄されながらも地に足をつけて日々を生きようとする人々の姿に胸を打たれた。 前に読んだ...
メディアで流される分かりやすい勧善懲悪的な情報じゃなくて、東京という街におけるコロナ禍のリアルな日常を切り取った一冊。 コロナ禍という未曽有なウィルスに加えて迷走する日本社会。 そんなカオスに翻弄されながらも地に足をつけて日々を生きようとする人々の姿に胸を打たれた。 前に読んだニューズウィークの【ルポ新宿歌舞伎町】の記事がとても印象に残っていて、それを書いたのが本の著者である石戸さんだったと知り偶然の巡り合わせに驚いた。 感染状況が拡大してきている今だからこそ、より心に訴えてくるものがあった。
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2020年から2021年、コロナ禍にある東京で生きる人達の31の物語。コロナ禍の影響はあまりにも大きく、その物語は実に様々。次のステップに行くための時間だとプラスにとる人もいれば、「緊急事態に家にいられて、仕事もできるなんて勝ち組じゃないですか」と職業による格差を感じる人もいる。...
2020年から2021年、コロナ禍にある東京で生きる人達の31の物語。コロナ禍の影響はあまりにも大きく、その物語は実に様々。次のステップに行くための時間だとプラスにとる人もいれば、「緊急事態に家にいられて、仕事もできるなんて勝ち組じゃないですか」と職業による格差を感じる人もいる。複数の若者のインタビューから成る『若者のすべて』、ジョジョに関連した内容で「イタリア料理を食べに行こう」という店の青年のことを書いた『ゴー・ビヨンド〈超えていく〉』が印象に残った物語だった。
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