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ヘイケイ日記 の商品レビュー

3.5

8件のお客様レビュー

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2024/03/24

著者は私と同学年。 性に関する色々考えさせられたな。性に関して積極的な女性がいることは当然だしそれが否定されたり貶められるようなことではない。けど、はしたないとか高年になればいい歳してと笑われたり。性を「楽しむ」と考えたことなかった。もっと楽しんでいいんだよね。 性を楽しむのは男...

著者は私と同学年。 性に関する色々考えさせられたな。性に関して積極的な女性がいることは当然だしそれが否定されたり貶められるようなことではない。けど、はしたないとか高年になればいい歳してと笑われたり。性を「楽しむ」と考えたことなかった。もっと楽しんでいいんだよね。 性を楽しむのは男性で、女性は楽しませる側、ってなんとなく思ってたんだろうなぁと思う。

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2024/03/20

4.0 面白かった。ルッキズムが女性の人生においての影響を切実な言葉で伝えている。男性として自分の人生を振り返ってしまう内容。女性蔑視をしない人生を選びたい。

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2024/03/19

好きなラジオ番組にゲストとして時々登場される花房さん。 いつもお話が面白いなーと思っていたものの、普段、小説はあまり読まないので、初めて読んだ作品がこのエッセイ集でした。 閉経そのものというよりも”中年女性の性”について序盤からかなりあけすけに語られていて、思わずギョッとしまし...

好きなラジオ番組にゲストとして時々登場される花房さん。 いつもお話が面白いなーと思っていたものの、普段、小説はあまり読まないので、初めて読んだ作品がこのエッセイ集でした。 閉経そのものというよりも”中年女性の性”について序盤からかなりあけすけに語られていて、思わずギョッとしました。 ただ、ラジオでの話しぶりを知っているからか、すぐにあの口調と声で文章が脳内再生されて、中年おばさんのゆるーい深夜ラジオを聴いているような感覚で読めました。 己の目や気持ちを背けようとしつつも、どこかで気になっている更年期世代の性にまつわるあれこれを的確に描写している様は痛快でもあり(身内がこのレビューを読んでいる可能性があるので敢えて詳細は書かないでおきます…)、レズ風俗や最近のストリップなど知らない世界もちょろっと覗かせてもらえてビックリするくらい読みごたえがありました。 内容のカオスさや内面の吐露のドロっと具合を、花房さんの筆致で下品にならずにまとめ上げているのがすごいと感じました。 繰り返しでてくる「借金を背負わされた初めての男」の話は食傷気味になるけれど、元が雑誌連載だからこれは仕方ないのかな。 他の方の感想にあったように一気に読もうとするとハイカロリー感が否めないので少しずつ読むのがおすすめです。 …パンツを奉納(?)する和歌山の淡嶋神社、気になる。

Posted byブクログ

2024/01/28

うわ、私みたいだ、私のこと書いてる?と思うぐらい。私も容姿に自信がなく捻じ曲がった若い時代を送ってきたからなんかもう分かる!の連続。性に、老いることに、男に、女にとあけすけに語るこのエッセイ、なかなか読み応えがあってとても良かったです。

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2023/03/21

新聞で紹介されていて気になったので読んでみた。 閉経についての話かと思っていたらいろいろオープンに書かれていて驚いた。おもしろかった。

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2022/10/22

この本は、幻冬社plusにて連載されていたものを再編集されたもの。連載時に面白く時々読んでいたけど、一気に読むと、結構過去の自分を卑下するような文章が多く、ちょっとしんどかったなぁ。でも、内容は花房作品同様に、「そうそう!」「めっちゃわかる〜」と思うことが多々あり、自分だけじゃな...

この本は、幻冬社plusにて連載されていたものを再編集されたもの。連載時に面白く時々読んでいたけど、一気に読むと、結構過去の自分を卑下するような文章が多く、ちょっとしんどかったなぁ。でも、内容は花房作品同様に、「そうそう!」「めっちゃわかる〜」と思うことが多々あり、自分だけじゃないんだと勇気をもらったり、共感できることが嬉しかったりした。

Posted byブクログ

2022/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女同士でもなかなか話を避けている恋愛の失敗や更年期、体の変化について筆者の実体験を基に書いてあり興味深い。

Posted byブクログ

2022/03/15

"「女は子宮で考える」というのも昔から言われるけれど、だいたい「女は感情的である」という差別的な意味の文脈で使用されることが多い。 頭を使わない、冷静さを欠いている、というような意味だが、そもそも男で感情的な人、たくさんいるだろう。" "繰り返し言う...

"「女は子宮で考える」というのも昔から言われるけれど、だいたい「女は感情的である」という差別的な意味の文脈で使用されることが多い。 頭を使わない、冷静さを欠いている、というような意味だが、そもそも男で感情的な人、たくさんいるだろう。" "繰り返し言うけれど、子宮は人間の臓器のひとつです。 女の身体の中に、パワースポットはありません。" (p.81) "女性誌などでは、「輝いている素敵な五十代」の綺麗な人とか出てくるけど、別に輝かなくても素敵じゃなくても、生きてるだけで十分だと思う。"(p.252) "女だろうが、男だろうが、人はわかりあえない生き物だからこそ、わかりあえた気になるのは危険だと思っている。それは友人、親子、恋人、すべての関係性がそうだ。他人のことをわかった気になると、悲劇が起こる。わかりあえない上で、わかろうとする努力は必要だけど、 わかった気になられるのは困る。"(p.183)

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