エンタメの未来2031 の商品レビュー
エンタメ業界のアメリカでのトレンドのoverviewがまとまった本。 概略を掴むにはよい一方、なんとなく感じていたことが多く、もう少し掘り下げた事例が欲しいとも思う。 ファン、消費者心理をもっと深掘りして欲しかった
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エンタメ界のOMO エンタメ界もオンラインとオフラインの境目がなくなる。コンテンツを磨きつつ旧来の稼ぎ方にとらわれない発想を得るために、各界の最新動向を知る ◻︎概要 総論があって、映画、放送、音楽、スポーツ、演劇の各論へ。2031年の未来予測というよりは、今海外ではどういう...
エンタメ界のOMO エンタメ界もオンラインとオフラインの境目がなくなる。コンテンツを磨きつつ旧来の稼ぎ方にとらわれない発想を得るために、各界の最新動向を知る ◻︎概要 総論があって、映画、放送、音楽、スポーツ、演劇の各論へ。2031年の未来予測というよりは、今海外ではどういう傾向になっていて、日本の昭和モデルの延長の限界と、対応策(単に海外版に適応するだかでない)を示す内容。 ■感想 ・エンタメとDX、そして街づくり デジタル化は避けられない。真のDX、稼ぎ方から変えないと。とはいえ、オフライン(リアル)の価値がなくなるわけでなく、コンテンツ自体はあらゆる評価をされるし、オフラインのイシュー、例えば街づくりと密接に関係するということだと理解した。チケットの売り方の様な仕組み自体をデジタル化するDI(インテグレーション)も日本ではまだまだだと… ・プラットフォームとコンテンツ Spotify一つとってもデジタル空間でコンテンツを消費者に届ける伝送プラットフォームが全て海外に握られている日本は辛い。そこで稼ぐのは難しいのか、プラットフォーマーを唸らせるコンテンツホルダーになるのか、なれるのか、ちょっと論点と方向性の整理が必要。 ・エンタメ界のディストピアか? プラットフォーマーに手数料払えば、コンテンツが優先表示される仕組みはコンテンツホルダーにとって便利だが、長期的にはレッドオーシャン化、同質化を生むし、エンタメの未来は暗いんじゃないかとさえ思う。 ・日本のメディア論、ホリエモンと三木谷さんの眼 日本のTV局がネット放送しているが、あれは漸次的イノベーションの典型。USAでは業界再編が続いて良くも悪くもメディアは変わっている。 そこを本当は堀江氏=livedoorや、三木谷氏=楽天はやりたかったのては。テレビ放送の延長をネットでやるのか、あらゆるエンタメ配信の一つとしてテレビ放送(番組もエンタメ配信の一部)と捉えるのか? (メモ) 推しエコノミーよりは根拠もあるし、まぁ分かる。相変わらず世代論が好きだが、グラデーション的に年齢と趣向の相関があるのは事実であり、行動特性と年齢属性を結びつけることに違和感はない。 スポーツの分析が浅くて困った。やはり「エンタメ」と言っている以上、広く浅くなので、トレンド理解程度に留めないと示唆は得られない。事実の収集・把握としては有効、AT&Tの話とか
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良質なコンテンツを作れば儲かるという時代は終わった。 良質なコンテンツは前提として、それをどう届けて体験価値を生み出すか。 NetflixやSpotify等の海外サービスは強固なプラットフォーム基盤を元にした体験価値をビジネスに繋げている。 一方日本はどうだろう? 旧来型の広告ビ...
良質なコンテンツを作れば儲かるという時代は終わった。 良質なコンテンツは前提として、それをどう届けて体験価値を生み出すか。 NetflixやSpotify等の海外サービスは強固なプラットフォーム基盤を元にした体験価値をビジネスに繋げている。 一方日本はどうだろう? 旧来型の広告ビジネスモデルが崩壊している中、既得権益に縛られて世界に遅れをとっている。 海外動向を参考に日本のエンタメビジネスを思案する上で一助となる書籍。
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全てが初出の情報ではなかったと思いますが、テーマ毎に読みやすくまとめてあるので、現在の状況を参考にしたり整理したりするにはとても良いと思います。
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( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )
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現代においては文化と産業の両方の側面を持つエンタメを産業の面から解説した一冊。著者の長年の経験とそこで得た知見を基に、コロナ禍とITによって何が変わろうとしているのかが丁寧かつ平易な文章で書かれている。例えばアメリカでは映画は動画配信サービスとコロナ禍で大きな転換点を迎えており、...
現代においては文化と産業の両方の側面を持つエンタメを産業の面から解説した一冊。著者の長年の経験とそこで得た知見を基に、コロナ禍とITによって何が変わろうとしているのかが丁寧かつ平易な文章で書かれている。例えばアメリカでは映画は動画配信サービスとコロナ禍で大きな転換点を迎えており、東宝によって映画館がまだ守られている日本には数年遅れでその波が来るかもしくはガラパゴス化が一層進むのだろう。このようなコンテンツの外側の文脈にも触れてきた層にとってはおさらい的な、中身にしか触れてこなかった層には最適な入門書になると思う。
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