マイテーマの探し方 の商品レビュー
中高一貫校で図書館を使った探究学習、論文作成を指導する筆者の実践をもとに探究学習のテーマの決め方について書かれた本。レベルは高いと思う。 まずは興味があることについて図書館の本で調べる。調べるのに向かないテーマについても詳しく説明(ジャニーズは向かないけどK-POPならOKとか)...
中高一貫校で図書館を使った探究学習、論文作成を指導する筆者の実践をもとに探究学習のテーマの決め方について書かれた本。レベルは高いと思う。 まずは興味があることについて図書館の本で調べる。調べるのに向かないテーマについても詳しく説明(ジャニーズは向かないけどK-POPならOKとか)してある。長年指導し続けたことがわかる。 参考文献の書き方も丁寧に説明してある。 ただちょっと高度なので星は3つにしました。
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題材選びから資料探し、テーマ設定の落とし穴までーー三千名の中高生の実例から一番知りたい急所がわかる。自分の興味と問いを見つめる学びの大航海に出発しよう!
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10代のための本シリーズ。10代の時に出会えたら本当に良かったな。そして、10代の時に読書会に出会えてたらいいのにな、と思いつつ、きっと私の10代はなーんにもしてなかっただろうな はい、今回のテーマはマイテーマの探し方で、最近私が考えている「気づきを与える」にドンピシャなテーマ...
10代のための本シリーズ。10代の時に出会えたら本当に良かったな。そして、10代の時に読書会に出会えてたらいいのにな、と思いつつ、きっと私の10代はなーんにもしてなかっただろうな はい、今回のテーマはマイテーマの探し方で、最近私が考えている「気づきを与える」にドンピシャなテーマでした。 そんなマイテーマの探し方が研究の進め方みたいな感じだったので、自分のやってきたこと(一応10年以上研究者をやっていました)の振り返りみたいに読んでしまいました。 あなたはどうしたいのか この問いの向き合い方としての研究としての進め方。他人と被らないオリジナルを探すとか、社会のためも考えるとか、マイテーマ探しに一見関係なさそうなことも書かれていて、最初は、うん!?、と思うかもだけど、何周か回るときっと私の存在を感じて、私を信じて突き進めていくための大事な要素だと気づく時が来るんじゃないかなと思います。でも、いつか来るとこを先に言うのはもしかしたら良くないかもしれないですね。いやー、この辺の塩梅はわからない。 僕のマイテーマはだいぶ固まってきたので、今度は娘のテーマ探しに付き合う日を夢見て、マイテーマを引き続き育てていきます。 社会の評価と切り離して、テーマを探してもらいたいな
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1100 片岡則夫(かたおか・のりお) 1963年神奈川県生まれ。東京学芸大学大学院修了。神奈川県立厚木商業高校で図書館を利用した授業「大航海」の実践を始め、清教学園において図書館を使った探究学習・論文作成を実践指導、15年間で約3000名のマイテーマ探しを見守ってきた。現在、...
1100 片岡則夫(かたおか・のりお) 1963年神奈川県生まれ。東京学芸大学大学院修了。神奈川県立厚木商業高校で図書館を利用した授業「大航海」の実践を始め、清教学園において図書館を使った探究学習・論文作成を実践指導、15年間で約3000名のマイテーマ探しを見守ってきた。現在、清教学園中・高等学校探究科教諭・図書館振興財団教育支援担当。著書に『中高生からの論文入門』(共著、講談社現代新書)など。 「興味がある」、なんて当然です。しかし、長い時間をかけて取り組めるだけの興味 を持てる分野や題材が見つかるには、思ったより時間がかかる場合があります。ま た、「興味がある=好き」ばかりではありません。たとえば、「それってなんとかし ないと」とか、「なんか変」「腹が立つ」といった、問題意識や違和感や怒りも大切 なきっかけです。 ⋯⋯探究学習は謎ばかりですね。でもここに紹介したような遠回りや道草がけっこう大事なのです。先がわからなくてもワクワクする小道があって、入り込んでみたら思わぬ楽しい場所に出た!そんな経験はありませんか?さまよう途中で風景が開けて、登るべき山の頂きが見えたりする、そんな不思議な経験を探究学習は連れてきます。
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学校の授業で行われる探究学習の実践例であり、子どもたちが自宅で独自に取り組む内容ではないことに注意が必要。学校の授業で探究学習が行われるが、教員側から十分なサポートが得られない場合に参考になる、という本。企画書例やチェックリストは参考になる。 「失敗しやすいテーマ」ではなくて「取...
学校の授業で行われる探究学習の実践例であり、子どもたちが自宅で独自に取り組む内容ではないことに注意が必要。学校の授業で探究学習が行われるが、教員側から十分なサポートが得られない場合に参考になる、という本。企画書例やチェックリストは参考になる。 「失敗しやすいテーマ」ではなくて「取り組みやすいテーマ」を書いてほしかった。また、「こんな探究学習はよくない」という例示も元気がなくなる。なぜマイナスの事例紹介ばかり多いのか。授業をする側としては時間内に多くの子どもに仕上げてほしいという事情があるだろうが、失敗するのも子どもたちには良い経験なので、悪い例を示して回避させるよりは、良い例を見せてやる気を喚起したい。サポートする大人が読んで参考にする分には良いが、子どもには読ませたくない。
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類書が多いテーマながら、探究学習で目指すべき「関心を探究することの価値と楽しさを知る」という精神が、具体的なノウハウに潜む形で示され、明確でぶれがない。しかも、豊かな実践から磨き抜いた簡潔さが群を抜いており、正真正銘の「中学生が読める本」になっている。図書館で借りて読んだが、探究...
類書が多いテーマながら、探究学習で目指すべき「関心を探究することの価値と楽しさを知る」という精神が、具体的なノウハウに潜む形で示され、明確でぶれがない。しかも、豊かな実践から磨き抜いた簡潔さが群を抜いており、正真正銘の「中学生が読める本」になっている。図書館で借りて読んだが、探究学習について考えるとき手元で参照したく、購入した。
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生徒自身が題材を決め、問いを立て、調査・プロジェクトを進めていく「探究学習」の指南書。論文の書き方や資料の探し方といった技術的なことの説明だけでなく、そもそも自分自身が本当に興味のある「マイテーマ」をどのように見つけていけばよいか、その道のりを示しているところがよかった。 最も...
生徒自身が題材を決め、問いを立て、調査・プロジェクトを進めていく「探究学習」の指南書。論文の書き方や資料の探し方といった技術的なことの説明だけでなく、そもそも自分自身が本当に興味のある「マイテーマ」をどのように見つけていけばよいか、その道のりを示しているところがよかった。 最も共感したのは、探究学習のテーマ探しは、「自分は何者なのか?」という問いに答えることだという考え方だ。漠然とこういった分野に興味がある、こういう感じのことについて調べてみたい、といったイメージがあっても、では具体的に何に対して、どんな問いを立てるのかを考えるのは、実は、大人になっても難しいと感じている。自分が本当に調べたいと思うテーマを見つけて、言葉にすることが、一つの自己理解だというスタンスは、とても共感した。そのときに大切なことが、まずは手当たり次第読み、自分のコメントをしていくことだとしていることも、具体的で分かりやすいヒントになる。 特に参考になったのは、第2章で紹介されているテーマになりにくいテーマと、第5章の探究が上手くいかない学習者のスタンスだ。普段、子どもに授業をしているときに、子どもから出てくる疑問や問いに、それは考えても授業としてはあまり実りがないな……、と感じることが多々あるが、この2章は、テーマや問いに対する、そうした直感を上手く言語してくれている。 単純なハウツー本でなく、探究することに対するスタンスを自分自身、考え直すきっかけになる一冊だった。
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これは一連のQブックスの中でも出色。もう、これから新たな研究とかよほどなかろう、って感じで読むのを後回しにしていたけど、本書に触れると、俄然やる気にもなってくる。いわゆる論文の体裁で書いたのって、大学になってからだったと記憶するけど、本書を参考に、是非中高生までには触れておくべき...
これは一連のQブックスの中でも出色。もう、これから新たな研究とかよほどなかろう、って感じで読むのを後回しにしていたけど、本書に触れると、俄然やる気にもなってくる。いわゆる論文の体裁で書いたのって、大学になってからだったと記憶するけど、本書を参考に、是非中高生までには触れておくべき。というか、べきだった。
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読んでいてわくわくしました。 引用と自分の意見を分けるのに、キャラクターを使ったりするなど、楽しみながらしっかり基本を押さえられててすごいです。 これから本を読む時に、テーマを決めて複数冊読んで、是非まとめてみたいです。
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図書館のティーンズコーナーにあったこの本。 本は読み散らかすばかりではっきりとした目的意識が無いので、マイテーマといったような、探求心を持った読書ができるといいなと思い手にとってみた。 中学生に卒業論文の指導をしている教諭による実践的な内容でわかりやすかった。ある中学生が「カラオ...
図書館のティーンズコーナーにあったこの本。 本は読み散らかすばかりではっきりとした目的意識が無いので、マイテーマといったような、探求心を持った読書ができるといいなと思い手にとってみた。 中学生に卒業論文の指導をしている教諭による実践的な内容でわかりやすかった。ある中学生が「カラオケ」というテーマに興味をもち、カラオケ店に取材に行き、本当の「問い」をたてて、論文にするまでを追いながら、論文をどう作っていけばよいのか説明している。 「問い」を立てるってなかなか難しいことだけど、中学生でもここまでできるんだなぁ。
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