吾妻鏡 の商品レビュー
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の原作と言ってよい書籍。鎌倉幕府の歴史書である。執権北条氏を正当化する目的で編纂されたと考えられており、史料批判が必要である。古事記や日本書紀も天皇家に都合よく書かれており、史料批判が必要である。史料批判によって天皇家に不都合な事実を暴くことにな...
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の原作と言ってよい書籍。鎌倉幕府の歴史書である。執権北条氏を正当化する目的で編纂されたと考えられており、史料批判が必要である。古事記や日本書紀も天皇家に都合よく書かれており、史料批判が必要である。史料批判によって天皇家に不都合な事実を暴くことになりかねない古事記や日本書紀と異なり、執権北条氏は遠慮なく批判できるため、戦前から研究が進んでいた。
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★3.5 主な出来事を選んで、現代語訳・読み下し文・原文(変体漢文)を載せてくれているので、現在読み下しの練習をしている自分には役に立った。源三将軍がいなくなってからは、物語としては盛り上がりに欠ける感じかな。
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大河ドラマの参考書(「鎌倉殿の13人」番組公式の参考文献)として入手。 鎌倉幕府の歴史を日記風に記した歴史書で、頼朝が平家追討の挙兵をした1180年から六代目将軍宗尊親王が鎌倉から京都に送還された1266年までの80余年(途中十年分ほどの欠落あり)についてまとまっている。 重大事...
大河ドラマの参考書(「鎌倉殿の13人」番組公式の参考文献)として入手。 鎌倉幕府の歴史を日記風に記した歴史書で、頼朝が平家追討の挙兵をした1180年から六代目将軍宗尊親王が鎌倉から京都に送還された1266年までの80余年(途中十年分ほどの欠落あり)についてまとまっている。 重大事件や主要な出来事を中心に抜粋、現代語訳+書き下し文+語駐・解説+原文で古文と歴史の勉強になる一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いつかは読みたいと思いながら、その根性も力量もないまま手付かずだった。こちらは現代語訳、書き下し文、解説などついていて、初心者にもずいぶんと敷居が低い。 しかしなあ、この時代、よく人が死ぬなあ。それも、兄弟で対決したり、一族をことごとく殺したり、血生臭いったらない。 政子強いなあ。 こういう歴史の上に、今日の自分たちはいるのだなあ。
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