飛べないハトを見つけた日から の商品レビュー
少年とハトの、勇気についての物語。 12歳のダリルは、ある日、つばさの折れたハトを見つける。ハトを助け、育てる中で、ダリルにとってそのハトは、かけがえのない存在になっていく。地面に落ちるとわかっていても飛び立とうとするハト。打ちのめされると知っていても立ち向かうダリル。これは、...
少年とハトの、勇気についての物語。 12歳のダリルは、ある日、つばさの折れたハトを見つける。ハトを助け、育てる中で、ダリルにとってそのハトは、かけがえのない存在になっていく。地面に落ちるとわかっていても飛び立とうとするハト。打ちのめされると知っていても立ち向かうダリル。これは、そんな少年とハトの、「勇気」についての物語。 「ページのいちばん上に、『勇気』となぐり書きし、下に赤いペンで二重線を引いた。ほかの言葉は、目に入らなかった。」
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意外とハトを世話する描写そのものが少なかったのがちょっと残念かな。ハトをきっかけに人間関係が広がっていき、同時にいじめの種も呼び込み……そのいじめっ子が完全に放棄されてるのもちょっと気の毒だった。 でも友だちとふたり、勇気を出していじめっ子に立ち向かったのはよかったし、先生がき...
意外とハトを世話する描写そのものが少なかったのがちょっと残念かな。ハトをきっかけに人間関係が広がっていき、同時にいじめの種も呼び込み……そのいじめっ子が完全に放棄されてるのもちょっと気の毒だった。 でも友だちとふたり、勇気を出していじめっ子に立ち向かったのはよかったし、先生がきちんとした人だったのもよかったな。(ここがグダグダなやつはいやなのよね、ほんと。) 昨年、マンションのベランダにハトが卵を生んでしまって2-3週間ハラハラ見守ったことがあるので最後は複雑な気分に(笑)(ベランダの卵は無精卵だったらしく、ハトが自分で捨ててた)
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公園の生垣の茂みで12歳のダリルが見つけた翼が折れて傷ついた鳩。その鳩の世話をし、レースに挑戦する過程で理不尽なことに立ち向かい、責任感が芽生え、そして成長する少年の物語です。担任のトンプソン先生の「興味の持てるテーマを見つけられかが鍵です。見つけると、とびぬけた力を発します。」...
公園の生垣の茂みで12歳のダリルが見つけた翼が折れて傷ついた鳩。その鳩の世話をし、レースに挑戦する過程で理不尽なことに立ち向かい、責任感が芽生え、そして成長する少年の物語です。担任のトンプソン先生の「興味の持てるテーマを見つけられかが鍵です。見つけると、とびぬけた力を発します。」という言葉のように自らやりたいという気持ちが大きく彼を成長させたところが素敵です。イギリスの権威あるカーネギー賞特別推薦作品。
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タイトルから、鳩と少年の交流を通して成長する物語かなと思って読みはじめました。けれども、ハトと少年の交流が中心ではなく、鳩を飼育することで出てくる周りの人々との関わりや学校生活での問題に向き合い、成長する少年の物語で、とても読み応えがありました。自分にとって素敵なもの大切なものが...
タイトルから、鳩と少年の交流を通して成長する物語かなと思って読みはじめました。けれども、ハトと少年の交流が中心ではなく、鳩を飼育することで出てくる周りの人々との関わりや学校生活での問題に向き合い、成長する少年の物語で、とても読み応えがありました。自分にとって素敵なもの大切なものができた時それをどう守るか、勇気と臆病者についての作文のエピソードなど、小学校高学年くらいからの子ども達にも共感できる物語だと思います。 また物語の雰囲気にぴったりの優しい挿絵のお陰で、鳩やレースについて理解することができました。
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