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恋とゲバルト(1) の商品レビュー

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2021/11/30

この手のジャンルだったら山本夜羽『マルクスガール』とか、松本光司『クーデタークラブ』とか、恋と革命のマンガはいくらでもあるはずなのに何故かド直球で68年。しかも全学連?能力バトルも、ギャグなんだかわからない人物のかけあいも、二人の出会いも、何もかもが上滑りしてて、そもそも作者は慶...

この手のジャンルだったら山本夜羽『マルクスガール』とか、松本光司『クーデタークラブ』とか、恋と革命のマンガはいくらでもあるはずなのに何故かド直球で68年。しかも全学連?能力バトルも、ギャグなんだかわからない人物のかけあいも、二人の出会いも、何もかもが上滑りしてて、そもそも作者は慶応大学で59年生まれで…全くリアルタイムではなくて…ほんとマジでなんで描いたのか、なんで連載会議突破したのかわからない(細野不二彦ってそんなに人気あるの?)。怖くなって人の感想調べたらヒロインが蝶を貪り食うシーンだけみんな褒めていたけれど、あれにしたってそのあとのページとのつながりがなくて引きが弱すぎて単なる意味不明シーンになってる。一番怖いのが二人が出会うところで、ヒロインのまわりに虫ぶーん→蜂だ!→主人公がパチーン!→どうもありがとう!の出会わせ方。気が狂いそう。セクト争いとか資本論うんたらを衒学ワードとしてまぶすだけで、肝心の右翼の大物による私設軍隊みたいなのもマジックワードすぎる。だからそもそもどうやって楽しんだらいいのかわからなくて…いや本当全部意味がわからない、このマンガいったいだれがよんでるの…?

Posted byブクログ