ポストコロナの政策構想 の商品レビュー
20220121- 0209この本を読んでいる2022.1月末時点で未だコロナ禍は収束していない。現在はやっているオミクロンはもはや「風邪≒インフルエンザ」並みでは?と思ってしまう。これ以上マンボウやら自粛要請しても心配性な人を少し安心させるだけだよな… 本書は経済学の知見をもと...
20220121- 0209この本を読んでいる2022.1月末時点で未だコロナ禍は収束していない。現在はやっているオミクロンはもはや「風邪≒インフルエンザ」並みでは?と思ってしまう。これ以上マンボウやら自粛要請しても心配性な人を少し安心させるだけだよな… 本書は経済学の知見をもとに、コロナ危機後の日本を立て直すためのビジョンを提示している(「ポストコロナ八策」)負の所得税・給付付き税額控除は今でも有効な政策手段としてとらえられているのだな、と思った。MMTやベーシックインカムよりは、現実的に政策設計できそうだと思う。
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第1章 コロナ禍を乗り越える道―何が問題なのか? コロナ禍が経済に与えたダメージ 東京オリンピックとコロナ 健康か、経済か、二者択一なのか? コロナ問題を考えるための経済学の視点 第2章 医療政策のガバナンス―誰が決めるのか? コロナ対策におけるガバナンスの問題 経済政策としての...
第1章 コロナ禍を乗り越える道―何が問題なのか? コロナ禍が経済に与えたダメージ 東京オリンピックとコロナ 健康か、経済か、二者択一なのか? コロナ問題を考えるための経済学の視点 第2章 医療政策のガバナンス―誰が決めるのか? コロナ対策におけるガバナンスの問題 経済政策としての感染症検査 ワクチン接種を促す政策 国民の自己決定を信用しない医療エリート 第3章 医療政策はどう決めるべきか? 乖離する現場と政策 ローカル・ルールの弊害 一律か、メリハリか? エビデンスをどう使うか? 第4章 医療のビジネスモデルの転換―かかりつけ医 医療提供体制の再構築 かかりつけ医の活用 オンライン診療を平時の常識に 非常時の医療提供 診療報酬の見直し 第5章 これからの危機―コロナ禍から財政危機へ 非常時の財政出動 弛緩する財政規律 コロナ特別会計の必要性 これからの危機 金利を経済成長率より低いままにできるか? 現代貨幣理論(MMT) についての論争 なんとかなるという幻想 求められる方向性ーEBPM、独立税制機関、フューチャー・デザイン 第6章 ポストコロナに向けた税財政の国際協調 悪化する各国の財政状況 二諏の配当をもたらす税の構想 富裕税の可能性と課題 なぜ、国際協調が必要なのか? 政府と市場との間でのリスク分担の仕組み 新たな国際協調に向けて 第7章 新たな個人への支援策 コロナ禍におけるセーフティネット 服用主支援から個人支援へ 所得述動型給付 支え手を支える仕組み 給付のインフラとしてのマイナンバー制度リアルタイムの所得捕 プッシュ型支援への転換 新たな再分配へ 第8章 国と地方の関係の再構築を 乖離する政策と現場 地域間の政策格差 危機時の国と地方の関係疲弊する地方財政 自治体の災害対応力を高める保険システムコストの見える化多様な地方分権へ 第9章 長期衰退を回避する―デジタル化、新たなリスクシェア 絵空事ではないアルゼンチン化 デジタル化の徹底 医療・介渡の基幹産業化 カネ余りをどうするか? リスクをとれる社会へ デットからエクイティ 第10章 企業の事業構造の転換―ビジネスモデルの転換、債務処理、雇用対策 中小企業の経営危機 概符所得に基づく給付金制度の提案 中小企業の支援 進まない新陳代謝 廃業への支援 雇用を守る ビジネスモデル・債務·雇用の一体的改革を 第11章 コロナ後の経済・社会へのビジョン―ポストコロナ八策 リスクをシェアできる社会に デジタル化を促進する 医療提供体制を再構築する リスクを分かち合う社会保障の仕組みを構築する 非常時のガバナンスを改善する 万機公論に決すべし 誰でも再チャレンジできる自由を広げる 将来世代の立場に立つ 新たなグローバル秩序を構想する
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