エレキテルの謎を解け の商品レビュー
熱い志と探究心に燃える平賀源内の人生 博物学、文学、美術、科学など多くの分野で多彩な才能を発揮した平賀源内。彼は鎖国下の江戸時代に、珍しい品物を全国から集めて物産展を開いたり、物語を書いて大流行させたり、絵師に西洋画を教えたり、西洋の道具を簡単に再現してみせたりする。そんな平賀...
熱い志と探究心に燃える平賀源内の人生 博物学、文学、美術、科学など多くの分野で多彩な才能を発揮した平賀源内。彼は鎖国下の江戸時代に、珍しい品物を全国から集めて物産展を開いたり、物語を書いて大流行させたり、絵師に西洋画を教えたり、西洋の道具を簡単に再現してみせたりする。そんな平賀源内でも人生は困難の連続で、格闘の日々を送る。中でも手強かったのは、「エレキテル」の謎だった。 「もしかして、火花は、雷が落ちるときに見られる、稲妻と同じではないか」
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出島で出会った「しびれる箱」の原理の解明に半生をかけた平賀源内の伝記。 〇1冊では語り尽くせないほどのドラマ的な出来事があったようだ。さわりだけを駆け足で見ていくような内容。 人となりは愛されていたけど、気難しいところもありそう。 〇平賀源内=エレキテルのイメージでした。浮世絵の仕組みや解体新書の絵をかいた人物に深く縁があることなど、新しく知れた。 〇出会った人物のほとんどが素晴らしい人々であったのに、最後のひとりが残念だった。功に焦る面もあったのか。が、明日のご飯を考えると、背に腹はかえられなかったのか。つけ込むヤクザ者が悪いけど。
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