禅的般若心経 の商品レビュー
第一章 読みやすくても、手強い般若心経 一 「摩訶」――小が大を兼ねる世界 二 「般若」――般若智がなければ空がつかめない 三 「波羅蜜多」――彼岸はどこにあるのだろう? 四 「心経」――般若経典群のエッセンス *寄り道コラム①「西遊記のモデル、三蔵法師とは」 第二章 意外にも...
第一章 読みやすくても、手強い般若心経 一 「摩訶」――小が大を兼ねる世界 二 「般若」――般若智がなければ空がつかめない 三 「波羅蜜多」――彼岸はどこにあるのだろう? 四 「心経」――般若経典群のエッセンス *寄り道コラム①「西遊記のモデル、三蔵法師とは」 第二章 意外にも、般若心経は菩薩の説法 一 「観自在」――自由自在に観るとは? 二 「菩薩」――超人と凡人を兼務する 三 「行深般若波羅蜜多」――人間の真実の行い 四 「照見」――すべてを心眼で見抜く 五 「五縕皆空 度一切苦厄」――実体がないから執着がない *寄り道コラム②「抽象画は観自在画」 第三章 「色即是空 空即是色」は般若心経の一枚看板 一 「舎利子」――舎利弗・シャーリプトラ 二 「色即是空 空即是色」――この反転、どこがどう違う? 三 「受想行識」――残りの四蘊も、色蘊と運命共同体 *寄り道コラム③「聴覚の平等、現代音楽」 第四章 不生という生き方 一 「是諸法空相」――空相、無相、そして実相 二 「不生不滅」――六不と八不と 三 「不垢不浄 不増不減」――六不の組み合わせ 四 「生時の不生」――八不について 五 不生に生きる禅 *寄り道コラム④「平家物語の生滅無常観」 第五章 無の連鎖 一 「無色 無受想行識」――身心の整理整頓 二 この世界をどう見るか? 三 「無眼界 乃至 無意識界」――意識界のその奥へ *寄り道コラム⑤「公朝先生の如来蔵」 第六章 生老病死という人生 一 「無無明 亦無無明尽」――釈尊の説法を否定して大丈夫か? 二 ひとは無明から始まる 三 「無苦集滅道」――苦の展開、四諦 四 「無智 亦無得」――悟りも捨てる 五 釈尊はどう説いたか? *寄り道コラム⑥「幽玄から侘び、寂びへ――否定の美学」 第七章 無所得から不可得へ 一 「以無所得故」――無所得という宇宙 二 「心無罣礙」――大安心の世界 三 「遠離一切顛倒夢想」――価値観の顛倒がもっとも怖い 四 「究竟涅槃」――涅槃に到り、涅槃から出発する 五 心に罣礙なし――荘子の世界・禅の世界 *寄り道コラム⑦「無有恐怖――恐れあることなし」 第八章 この上ない悟りへ 一 「三世諸仏」――すべての仏は、すべてが仏 二 「阿耨多羅三藐三菩提」――総決算、「無上等正覚」 三 「是大神呪」――あとは野となれ山となれ! 手放しの讃嘆 四 「能除一切苦 真実不虚」――蛇足の句 五 「羯諦 羯諦」――最後は呪文 六 般若心経のエピローグ
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