旅する小舟 の商品レビュー
文字のない、全ページ絵に圧倒される本です。何者かが折った紙の舟が、海原を進んで行く、その途上で出会う世界の途方もない不可思議さ! 自然界も、人工の構造物も、分かち難く溶け合う世界観! モノトーンの線画は気の遠くなるほどの緻密さ! ラストは「帰宅」のように私には見えて、(そうじゃな...
文字のない、全ページ絵に圧倒される本です。何者かが折った紙の舟が、海原を進んで行く、その途上で出会う世界の途方もない不可思議さ! 自然界も、人工の構造物も、分かち難く溶け合う世界観! モノトーンの線画は気の遠くなるほどの緻密さ! ラストは「帰宅」のように私には見えて、(そうじゃないかもしれませんが)ほっこりしました。
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詳細は「あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート」をご覧ください。 → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1891.html 読んでびっくりです。 モノトーンのイラストがすごすぎ、なにこれ??? ページを進んでは前に戻りまた次へ...
詳細は「あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート」をご覧ください。 → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1891.html 読んでびっくりです。 モノトーンのイラストがすごすぎ、なにこれ??? ページを進んでは前に戻りまた次へ そんな繰り返し。 文字がないのも想像力を働かせなければいけないので、意外と疲れる。 (*^_^*)♪ 最後に 翻訳家の 岸本佐知子さんの文章があって、それを読んでなんだか一安心。
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何十年振りに絵本を読んだ。 でも絵はあるが言葉は無い。 繊細な線で描かれた、白と黒の世界 美しく幻想的でまるで自分も海の中の をただよっている様だ。 絵本の海や世界は果てしなく何処までも 続き、白黒の世界に夜の帷や星の煌めき さえ見えてくる不思議。 小舟の行き着いた先は誰もが 心...
何十年振りに絵本を読んだ。 でも絵はあるが言葉は無い。 繊細な線で描かれた、白と黒の世界 美しく幻想的でまるで自分も海の中の をただよっている様だ。 絵本の海や世界は果てしなく何処までも 続き、白黒の世界に夜の帷や星の煌めき さえ見えてくる不思議。 小舟の行き着いた先は誰もが 心に持っている温かな場所だ。
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主となるのは一艘の船。 でも、もう一艘追随してる? それともあれは影のイメージ? 潜水服の人が最初の男性なのか、三日月の人は途中にいるけど同じ人なのか。 分からないことは多い。 でもともかく絵が美しい。
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世界観は最高だ。 ただ、リアルな魚の集合体が私は苦手で… 虫とか魚とか鳥(の足)とかがすごく苦手な私には合わなかった。 でも、魚が苦手(調理済みのものを食べるのは好き笑)というだけで、絵本の素晴らしさは私にもわかった。 活字中毒としては、文字、言語はすごく大切だが、文字や言葉が...
世界観は最高だ。 ただ、リアルな魚の集合体が私は苦手で… 虫とか魚とか鳥(の足)とかがすごく苦手な私には合わなかった。 でも、魚が苦手(調理済みのものを食べるのは好き笑)というだけで、絵本の素晴らしさは私にもわかった。 活字中毒としては、文字、言語はすごく大切だが、文字や言葉がないことで奥ゆきが広がることもこの絵本で感じる。
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言葉はないが、絵が白黒で精細画である。舟が海の上を漂っていくので多くが魚や海にすむ化け物である。子供向きではないがシュールな絵としては面白い。
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文字のないモノクロの絵本 白から黒まででこんなに深く広く表現ができるのかと驚く ページの隅々まで細かいタッチの世界が広がり引き込まれる 小舟を追いながら、独特な生き物?に戦きながら、イメージが膨らむ 自分の中のどこかが刺激される 訳者の解説を読んで、読み返した
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モノクロの文字のない絵本。 なのに、じっくりと長い旅をしたような、 そんな気分にさせてくれる絵本だった。 最初から最後まで 細いペンで描いたような、びっしりと隙間のない細かい絵に圧倒される。 絵の中に登場する紙で折られた小舟の白い色が、 不安をかき立てられるような海の生きものや...
モノクロの文字のない絵本。 なのに、じっくりと長い旅をしたような、 そんな気分にさせてくれる絵本だった。 最初から最後まで 細いペンで描いたような、びっしりと隙間のない細かい絵に圧倒される。 絵の中に登場する紙で折られた小舟の白い色が、 不安をかき立てられるような海の生きものや想像上の生きものたちの中で、くっきりとした印象を放っている。 読んでいる間ずっと、なんとも言えない 奇妙で落ち着かない気持ちだった。 わたしにとっては、癒される作品、というよりかは 気持ちを揺さぶられる本だった。 読み終えて、あ、いや、見終えて ようやくほっとできた。
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一本のペンだけで描かれる文字のない絵本。 美しく、不気味で、緻密に描かれた世界に圧倒されて、本を開くと思わず感嘆してしまう。 まず、広大な海のなかで、小舟の旅の始まりの予感にワクワクするが、ページを捲ると見たこともない海の生きものや怪物も出てきて、少し不気味な雰囲気が漂い出す。 ...
一本のペンだけで描かれる文字のない絵本。 美しく、不気味で、緻密に描かれた世界に圧倒されて、本を開くと思わず感嘆してしまう。 まず、広大な海のなかで、小舟の旅の始まりの予感にワクワクするが、ページを捲ると見たこともない海の生きものや怪物も出てきて、少し不気味な雰囲気が漂い出す。 ふと、子どもの頃は世界を知らなくて、人生の旅において、得体の知れない未知との遭遇、何が待ち受けるかわからない恐怖があったよなぁと思い出された。 いろんな経験をしながら旅は続いていく。 どこに向かっているの?なにを探し求めているの?小舟に託された思いって?そんな疑問もどこかにいってしまうほど、美しい世界に惹き込まれていった。 旅先で見たさまざまな景色、出会い、出来事に、ときには傷つくこともあるが、それも含めて、旅のすべての体験が自分だけのもの。 もう旅する前の自分には戻れない。そう感じるほど、小舟はいろんな世界を知ったと思う。外観は変わらないように見えるが、旅の経験を思うと、小舟の姿がたくましく感じられた。
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言葉のないモノクロの絵本。でも、ものすごい細かい描き込みがされていて、どこまでも想像の翼が広がっていく本でしたね!みなさんはどんな物語を想像したでしょう?(たかこさん)
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