親愛なるあなたへ の商品レビュー
言葉選びがすごく刺さる、美しい青春の歌のようだった 著者が実際にアーティストということで納得 激情や哀愁は強く伝わってきたけど、読みやすいかと言われると常に言葉が重くてちょっと進めるのが苦しかった 会話劇が多いからかな? 人物描写も丁寧ではなく、初めから終わりまで一人称視点で...
言葉選びがすごく刺さる、美しい青春の歌のようだった 著者が実際にアーティストということで納得 激情や哀愁は強く伝わってきたけど、読みやすいかと言われると常に言葉が重くてちょっと進めるのが苦しかった 会話劇が多いからかな? 人物描写も丁寧ではなく、初めから終わりまで一人称視点での軽い描写しかないので感情移入という点では弱め
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序盤は普通に、普通によくある感じの話やと思ってたら後半からの衝撃がすごい なるほどそういうことだったのね感がすごい 歌詞通りの話でさいごがハッピーエンドともバッドエンドともとれる曖昧なところがいい 最終的に春樹が母からの応援を得れたのかは明言されてなかったけどたぶん得れたってこと...
序盤は普通に、普通によくある感じの話やと思ってたら後半からの衝撃がすごい なるほどそういうことだったのね感がすごい 歌詞通りの話でさいごがハッピーエンドともバッドエンドともとれる曖昧なところがいい 最終的に春樹が母からの応援を得れたのかは明言されてなかったけどたぶん得れたってことかな
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読み進める内にどんどん引き込まれていく素敵なお話でした。 小倉雪、柿沼春樹という二名の人物の視点が交互に描かれていくのですが、序盤はサスペンス要素が薄いので起承転結がハッキリしてる作品を好む方は少々物足りなく感じるかもしれません。 しかしとある瞬間からガラッと流れが変わるとそこか...
読み進める内にどんどん引き込まれていく素敵なお話でした。 小倉雪、柿沼春樹という二名の人物の視点が交互に描かれていくのですが、序盤はサスペンス要素が薄いので起承転結がハッキリしてる作品を好む方は少々物足りなく感じるかもしれません。 しかしとある瞬間からガラッと流れが変わるとそこから読み進める手を止められなくなり、ラストはずっと泣きながらページを捲っていました。 花火が終わったあとの、火薬の匂いがするような物語です。
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何回読むことを諦めようとしたことか。 2人の視点で話が進んでいく物語はよくあること。読めど読めど、こんなにも2人の関係性がモヤモヤしたまま進む物語は初めて。 (そのおかげで何度も最初から読み直す羽目になったのだが) 中間まで読み進めた頃に「?」と思い始めてからの一気に関係性が分...
何回読むことを諦めようとしたことか。 2人の視点で話が進んでいく物語はよくあること。読めど読めど、こんなにも2人の関係性がモヤモヤしたまま進む物語は初めて。 (そのおかげで何度も最初から読み直す羽目になったのだが) 中間まで読み進めた頃に「?」と思い始めてからの一気に関係性が分かり、それぞれのゆったりと進んでいた人生が激動のものになっていく様がとても面白かった。 まるで時限爆弾のカウントダウンが始まったようだった。 一瞬でそれぞれの登場人物の道を照らした雪を、花火と感じるか爆弾と感じるか。 私にとってはとても綺麗なものだった。
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「命に嫌われている。」は知ってる気がする。と、読んでみた。 段々と物語に引き込まれていって、2人の関係にニヤニヤしたりもした。 物語を紡ぐって、音楽を奏でるって、本当に素敵だと。 誰かに想いを伝えたいという気持ちは私自身も持っており、だからこそXで日々呟いているんだろうな。 ...
「命に嫌われている。」は知ってる気がする。と、読んでみた。 段々と物語に引き込まれていって、2人の関係にニヤニヤしたりもした。 物語を紡ぐって、音楽を奏でるって、本当に素敵だと。 誰かに想いを伝えたいという気持ちは私自身も持っており、だからこそXで日々呟いているんだろうな。 でも、以前のように歌詞を書いたり長めの詩を書いたりしなくなったな…と。 本当に誰かの爆弾になれるようなものをいつか出したい、出すぞ! 色々な視点や日記から物語が展開され、謎も含まれていて、気になり気になり没頭して読めた。 春樹が雪にした事の意味が分かるようで分からない。 どうにも。 春樹の中でいくつもの感情がひしめいていたのだろうな。 雪どうなったんかなぁ。
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時系列や場面の情報をあえてぼかす事で、読み進めていくうちに段々と情報が整理されて理解が進む感じが新鮮だった。 きっと雪は創作活動を続けていないように思う。過去から解放された穂花と春樹とは対照的に、今度は自らが罪を背負って罰を受けようと父の骨を引き継いだのだろう。終盤にかけて、ついに彼女が物語に登場することはなかったが、この罪を克服して3人が笑って暮らせる日が来るといいな。
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なんで、小説やフィクションに登場する義理のお父さんは連子の娘を・・・ 話が噛み合わないなと思ったら時代が違うのかと、どこで会うの?それともと、「ああ、はいはい」そういう事でしたかと思ったのを覚えてます。
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あなたの爆弾になりたい ふわっとした結末は賛否分かれるのかもしれないけど、手に取るように感覚や温度、感情が伝わる、カンザキさんの文章が好き。YouTubeに上がっている、カンザキさんのセルフカバーverが、映像も含めてすごく素敵
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中盤まで、さわやかな青春もののようで、これはこれで、良い感じと読み進め、あれ?と時空の違いがわかって、おもしろい手法だなーと なったところで、一気に現実に呼び戻されるような本当の話がわかった。 ものすごく引き込まれた。良かった。
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絶対に好き嫌い分かれる 個人的にはこういうモヤっとさせる終わらせ方大好き。 時系列が繋がった時は鳥肌たった、いろんな人の葛藤とかそういうモヤモヤみたいなのが交錯してる感じ。 でもギター壊すシーンはびっくりした、よく分からん。 小説読んでから曲読むとめっちゃ良いから聴いてみて〜。
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