いのっちの手紙 の商品レビュー
読むのに疲れた。思想家とか画家の名前がたくさん出てくるけど自分の学のなさを痛感させられ、2人の世界を遠くから眺めている気持ちになりました。
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電話番号を公開し、延べ二万以上の人々の「死にたい」思いを聴いてきた坂口恭平さん。 彼は作家で建築家でパステル画家で、双極性傷害の当事者である。 そんな彼と友人関係である精神科医の斎藤環さんとの12通の往復書簡が本書。 基本的に斎藤さんが坂口さんに質問し、坂口さんが答えるといった具...
電話番号を公開し、延べ二万以上の人々の「死にたい」思いを聴いてきた坂口恭平さん。 彼は作家で建築家でパステル画家で、双極性傷害の当事者である。 そんな彼と友人関係である精神科医の斎藤環さんとの12通の往復書簡が本書。 基本的に斎藤さんが坂口さんに質問し、坂口さんが答えるといった具合。 「聖なる人」(渡辺京二さん談)や「無常の人」(斎藤環さん談)と周りに言わしめる、坂口さんのパーソナリティーや信条が興味深い。 こういう人もいるんだー、と思った。 斎藤さんが坂口さんを誉めそやすので、(斎藤さんは心から思っているでしょうが)何となく宗教感を感じた。 シャカやキリストは 色々ごちゃごちゃ言わずに、困っている人がいたら、敵味方関係なく助けていこうぜ、自分なんかたいしたもんじゃないから、世間に晒して、有効活用してもらおうぜ。 と言っている、と坂口さんが捉えているのには、難しく感じる宗教が風通し良く感じた。 野生の勘の鋭さが並外れていて、それを有効利用する知性と技術をも持った人だなと思った。
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坂口恭平解体新書最新版。『まとまらない人』より他者を通してる分、さらに坂口恭平を知ることができるようなとこもある。斎藤環の話の引き出し方が見事。
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10年間で2万人の電話を受けてきた坂口さんの、「死にたい人」に対応する技術とは。精神科医の斎藤さんとのスリリングな往復書簡
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自分の頭では内容がよくわからない文章もたくさんあった。でも、参考になる文章もあった。『流れ』はすごく大切。その流れとは頭の中にある思考の流れを止めないことが大切ということ。典型的な例でいえば『引きこもり』。完全に思考の流れがとどまってしまっている。そんなときに役立つのが、その人の...
自分の頭では内容がよくわからない文章もたくさんあった。でも、参考になる文章もあった。『流れ』はすごく大切。その流れとは頭の中にある思考の流れを止めないことが大切ということ。典型的な例でいえば『引きこもり』。完全に思考の流れがとどまってしまっている。そんなときに役立つのが、その人の長所や趣味をみつけてあげること。それらは、思考の『流れ』を再び作り出す突破口になるらしい。自分の好きなことをやるってとても大切なことだ。
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