吉祥寺デイズ の商品レビュー
2016年頃の連載をまとめたエッセイなので、時事の話題が真空パックされていて「そういえばこんなことあったな」と懐かしい気持ちに 料理について必ず一言入れるルールがあったのか、たまにちょっと無理矢理食べ物の話題で着地するのは違和感があった
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久しぶりの詠美さん。 久しぶり過ぎてイメージとは違う感じ、エッセイだし。私はゴシップあんまり興味ないけど、そういうのに対する意見や細かいあれこれ、そこからの想像力は実際大事な部分もあるよなぁ。 吉祥寺は身近だし、何だか勝手に親近感湧いて楽しめた。 そして試したい事や読みたい本もま...
久しぶりの詠美さん。 久しぶり過ぎてイメージとは違う感じ、エッセイだし。私はゴシップあんまり興味ないけど、そういうのに対する意見や細かいあれこれ、そこからの想像力は実際大事な部分もあるよなぁ。 吉祥寺は身近だし、何だか勝手に親近感湧いて楽しめた。 そして試したい事や読みたい本もまた増えた。詠美さんの本も読み返したくなる。
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食べ物とゴシップの話らしいけど、ゴシップ多めでした。しかも懐かしいゴシップがたくさんあって、そういえばそんなことあったねと思える本。それだけゴシップというのは人の頭の中に残っているということなんだろうと思った。独特な感性をお持ちの山田さんとの共通点はホッピーで楽しく飲めるというと...
食べ物とゴシップの話らしいけど、ゴシップ多めでした。しかも懐かしいゴシップがたくさんあって、そういえばそんなことあったねと思える本。それだけゴシップというのは人の頭の中に残っているということなんだろうと思った。独特な感性をお持ちの山田さんとの共通点はホッピーで楽しく飲めるというところでしょうか。通勤で読むには丁度良い本。
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職場への電車通勤中に気軽に読める本が欲しくて買ったんだけど、これが大当たり。 詠美さんの小説はたぶん数冊しか読んでないんだけど、周りに囚われず自由に生きていくことを作品の中でとても意識的に表現されている方だと認識している。 このエッセイ集でも、食べ物や料理の話を中心に、まるで自由...
職場への電車通勤中に気軽に読める本が欲しくて買ったんだけど、これが大当たり。 詠美さんの小説はたぶん数冊しか読んでないんだけど、周りに囚われず自由に生きていくことを作品の中でとても意識的に表現されている方だと認識している。 このエッセイ集でも、食べ物や料理の話を中心に、まるで自由気ままな彼女が本の中なら飛び出してきそうな小気味よい日常風景、世間を騒がせた出来事に対する切れ味鋭い意見表明など、厳選された100篇が収録されている。 一篇一篇は短いんだけど、時折はっとさせられる一文もあって、それがまた印象に残るんだよな。例えば冷凍食品より手作りのお弁当でしょ、みたいな世間の風潮に対しては、 「手をかける イコール 全部手作り。本当にそうでしょうか。もちろん、母親がそうしてくれたことに感謝出来るのは素敵なことです。でも、完璧な手作りだけが愛情の証明ではない、と知って行くのも子供の大事な学びだと思います。」 と書き、近年よく聞かれる「未来につなぐ」的な言い回しに関してもこう苦言を呈している。 「未来に思いを馳せる前に、考えるべきことは数多くあるような気がします。未来は現在の積み重ねの先にしかないのです。今現在ある美しいものを見ないで育った子供が、未来の美を感じ取って、認識できるでしょうか。」 いやあ、カッコいいなあ。熱血ポンちゃんシリーズも読んでみたくなっちゃったよ。
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山田詠美さんの本、背伸びしたい少女時代によく読みましたが、エッセイを読んだのは初めて。人様の恋にあれこれ言いたくなることはないですが、それよりも発言やファッションや態度や…他に気になるところならある!というきもちは頷きました。 雑誌の連載のエッセイ集なので読み易い文の長さで、お出...
山田詠美さんの本、背伸びしたい少女時代によく読みましたが、エッセイを読んだのは初めて。人様の恋にあれこれ言いたくなることはないですが、それよりも発言やファッションや態度や…他に気になるところならある!というきもちは頷きました。 雑誌の連載のエッセイ集なので読み易い文の長さで、お出かけの供にちょうど良かったです。移動や待ち時間が楽しいひと休憩になります。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前に読んだ「吉祥寺ドリーミン」が面白かったので、こちらも購入。 週刊誌に連載されていたエッセイだけでも面白かったのに、文庫化にあたり新たに追加された村田沙耶香さんや武田砂鉄さんとの対談や、単行本には未収録のエッセイ、インタビューもさらに面白くて、お得な気分になりました。 武田砂鉄さんとの対談では、このエッセイが単行本で発売された2018年に世間を騒がせた出来事を俎上にのせて、それに対するお二人の違和感を語っていたのですが、お二人の視点にハッとさせられることも多く読みごたえがありました。
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ゴシップやら事件やらを一刀両断、痛快!なエッセイ集。そうだよなー、よくぞ言ってくれた!なんて中にも、グッと心掴まれる至言もたくさん。裏表紙の紹介にもあるけれど、 「だいたい、私、若気の過ちを通過していない人間を信用しない性質なんで」 「子供にとって何より屈辱的であり、悲しいのは、...
ゴシップやら事件やらを一刀両断、痛快!なエッセイ集。そうだよなー、よくぞ言ってくれた!なんて中にも、グッと心掴まれる至言もたくさん。裏表紙の紹介にもあるけれど、 「だいたい、私、若気の過ちを通過していない人間を信用しない性質なんで」 「子供にとって何より屈辱的であり、悲しいのは、他人から可哀相と思われること」 ↑これは、私も付箋をしていたのだけど、もうちょい付け足すと、「『子供が可哀相』この言葉を口にするのは、たいてい他人です。子供自身は、元々はそう思っていないことが多いのです。けれども大人によって『可哀相な自分』であるのを教えられるのです。」ほんまやな、と思った。 「法律と無縁の倫理は、人の数だけあって良い」←これ最高! 芸能人の不倫についても、「私が目に止めたのは、許されるか許されないかという道義的な問題点ではないのです」とし、何に目を止めたかといえば、その芸能人(男性)が言った言葉。 「『フォーカスに撮られちゃうよ』……フォーカス!それ、15年も前に廃刊されてるよっ!」 …つっこみながらも郷愁にかられてしまう詠美さんなのでした…。 下世話でも、軽くても、詠美さんの文章はリズミカルで心地よく、キレッキレの言葉の数々によって心地良くなる。真理をついている。すごいなあ。
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イキイキとキレも良く。 久しぶりに読んだエイミーさんのエッセイ。 暮らしの中の小さなことも しっかりと掬い取って、 ほら、ちゃんと見てる? 思ったり、考えたりしてる? と、問いかけられるような 楽しく会話しているような 一つ一つを楽しんで読んだ。 いいなぁ。 幾つになっても...
イキイキとキレも良く。 久しぶりに読んだエイミーさんのエッセイ。 暮らしの中の小さなことも しっかりと掬い取って、 ほら、ちゃんと見てる? 思ったり、考えたりしてる? と、問いかけられるような 楽しく会話しているような 一つ一つを楽しんで読んだ。 いいなぁ。 幾つになっても、楽しいものを楽しい 美味しいものを美味しい。 人の価値観でなく、自分の感じたことを 堂々とこんなふうに語れるエイミーさん やっぱり好きだな。
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