中絶がわかる本 の商品レビュー

ロビン・スティーブンソン(著者),塚原久美(訳者)

2024/10/13

まさに中絶の今がわかる本だった。

個人的なメモとして、いわゆる欧州でもポーランドや北アイルランドでは、かなり中絶が制限されるというのは知らなかった。一方でアジアでは、ベトナムでは世界でも有数の中絶大国であるというのは文化的・歴史的背景が中絶に反映されている。

アメリカ大統領の党派やロー対ウェイド判決が覆ったことは、アメリカがいわゆる途上国の医療に対して結構な金額を拠出していることことから、アメリカのみならず世界でも大きな影響を与えるというのはなるほどと感じた。

出生が奨励されるナイジェリアのノリウッド（ノリウッドの存在自体を本書で初めて知った）では、中絶に関する問題を扱った映画はかなりナイーブで制限されるものであることは知らなかった。

2023/03/29

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