早期解決を実現する 建物明渡請求の事件処理80 第2版 の商品レビュー
優しい語り口で、法曹でなくても専門用語の意味をネットで調べながらなんとか読みこなせるレベル。ここまで平易に解説できるのはすごいことだと思う。 類書に比べて痒いところに手が届く印象。賃借人が破産した場合の管財人との交渉とか、未成年者が居住していた場合とか、類書であまり触れられていな...
優しい語り口で、法曹でなくても専門用語の意味をネットで調べながらなんとか読みこなせるレベル。ここまで平易に解説できるのはすごいことだと思う。 類書に比べて痒いところに手が届く印象。賃借人が破産した場合の管財人との交渉とか、未成年者が居住していた場合とか、類書であまり触れられていないがありうる事態の対処法の道筋が示されているのがありがたい。連帯保証人からの補償契約の解約についてもそこそこ厚く書かれているので、そのような内容な相談にも対応するためのノウハウが身につく。個人的には賃料保証会社が賃料を保証した場合の信頼関係破壊の有無の論点が興味深かった。このへんもあまり類書では書かれていないと思う。 催告についてもミスりそうな点につき丁寧に書かれており、催告する前に一読する価値がある。
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