えほん遠野物語 しびと の商品レビュー
このシリーズの絵本って,大人が読んでもぞわぞわしますよね。 淡々とした語りの文章に,ぞくりとくる絵が付いていて,夜読むのは少し勇気がいる絵本です。生は案外しんと静かなもので,死の近くにあるもののような,そんな不思議さと怖さがじわじわと来る絵本です。 怖い本が好きなお子さんは,この...
このシリーズの絵本って,大人が読んでもぞわぞわしますよね。 淡々とした語りの文章に,ぞくりとくる絵が付いていて,夜読むのは少し勇気がいる絵本です。生は案外しんと静かなもので,死の近くにあるもののような,そんな不思議さと怖さがじわじわと来る絵本です。 怖い本が好きなお子さんは,このシリーズの絵本のぞわぞわ感が癖になるかも知れないです。 怖い物が好きな方,ぜひ,夏の蒸し暑い日に,部屋を暗くして読み聞かせ会をしてみてください!
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〝遠野では、「死人(しびと)」が帰ってくることがある・・・。 通夜の静けさのなか、裏口に死んだ人が立っていた...。 葬式を出して、供養してお棺を埋めた翌日の夜、父が帰って来た。死んだ父親は娘に「一緒に行こう、一緒に行こう」と言った...死人は、二階の壁にとりついて、恨みがましく...
〝遠野では、「死人(しびと)」が帰ってくることがある・・・。 通夜の静けさのなか、裏口に死んだ人が立っていた...。 葬式を出して、供養してお棺を埋めた翌日の夜、父が帰って来た。死んだ父親は娘に「一緒に行こう、一緒に行こう」と言った...死人は、二階の壁にとりついて、恨みがましく娘を睨んでいたという・・・こんなものは、もう幽霊なんかじゃない〟これは怖~い、現実味のある「えほん遠野物語シリ-ズ」からの一冊。
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原作:柳田国男、文:京極夏彦、絵:阿部海太。原作は「遠野物語」の22、23、「遠野物語拾遺」の167,168。死んだ人間が生き返ってくる、幽霊あるいは怨霊なのか。生への執着あるいは生きている人への恨みはたまた愛情によるものなのか。死んだ父親が娘をあの世に連れて行こうとしたのを村人が刀を振り回し守った。2階の壁にとりついてうらみがましくにらんだ。こんなものは、もう幽霊じゃない。死人なのである。遠野の昔の不思議な話でした。「えほん遠野物語」3期、全12話コンプリート致しました。
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このシリーズの本は、読む前に子供達に聞きます。 この本、恐いけどどうする? たいがい、読んで~! はい。 自己責任とは、こういうことなのよ。
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絵に引き込まれそうな絵柄でインパクト大!私も連れていかれるかも!ってなります。 私は遠野というところがどういう地域なのかとか文化的背景を全く分かっていないしシリーズの他の作品も読んでない 小さい子が読んだらトラウマになりそう、、、 子供たちには死者とか死を必要以上に怖がって欲しくない 死は身近で自然な出来事であって、死者全員が生の世界に固執してるわけじゃないって分かってる大人じゃないと 最初のおばあさんは何を伝えたかったのかな?とかむかえにきたお父さんは寂しかったのかなとかじっくり考えたい 絵本=子供って発想が私は強くあるタイプなんですけど良くないなと思いました。
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遠野では死人が帰ってくることがある。 『幽霊が出る』のではなく『死人が帰ってくる』 絵も怖いし淡々とした語りが不気味で余計に怖い。
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「えほん遠野物語」シリーズ。 死人が帰ってくることがある、、、すごいインパクトのある出だしで、絵本としてはなかなかエッヂのきいた一冊。 大人の本だなぁと思いつつ、魅力的な絵本。 絵がね、怖いんだけど、良いですよ。
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