楽しい地層図鑑 の商品レビュー
こんな本ないかな。と、思っていると。 地質の本はなかなか手強いか、簡単なもの。 この本は、初級から中級まで、楽しめる。 よく出来た本。 続編で、更に幅広く、専門用語を幅広く図解した本を出してほしいと思う。
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表紙は沖縄県名護市のバン崎。 斜めと水平の層になった岩石。みごとだ。遠い昔、ものすごい力が加わったんだろうなあ、と圧倒される。本文ページにはもっとすごいS字型の曲がりが載っている。 砂岩泥岩互層からなる岩石海岸。嘉陽層(古第三紀始新生の中期、およそ5000万年~4000万年前) ...
表紙は沖縄県名護市のバン崎。 斜めと水平の層になった岩石。みごとだ。遠い昔、ものすごい力が加わったんだろうなあ、と圧倒される。本文ページにはもっとすごいS字型の曲がりが載っている。 砂岩泥岩互層からなる岩石海岸。嘉陽層(古第三紀始新生の中期、およそ5000万年~4000万年前) 著者の小白井氏が永年撮りためた数万枚の写真から200枚を選んだ。石を採ること、地層を撮ることが趣味だったとある。この前書きを読んでページをめくると、日本各地、小白井氏が、あ、これすごい、と思った、その思いが伝わる。地層がダイナミックに主張している、という気がする。 趣味とはいいながら本職は国土地理院の測量・地図作成というだけあって、地層の説明も本格的、なのだが、写真で日本各地の地層を楽しんだ。 行ってみたい場所は、宮崎県。「高千穂峡」、「日南海岸、青島」 あと福井県高浜町の海岸、難波江(なばえ)層群。これが黒い岩に茶色の太い別な岩石が筋状に3本入っている写真が載っている。厚い泥岩(粘板岩)の層に挟まれた砂岩の層とある。 著者の小白井亮一氏は国土地理院で測量・地図作成や災害対策業務に携わった。2021年3月退職。 1960年生。1986年3月千葉大学大学院地理学研究科(地学専攻)修了。 2021.11.4第1刷 図書館
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