僕たちの幕が上がる の商品レビュー
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宝石商リチャードが好きで、この本も読んでみた。 もともと、舞台を観に行ったりするのが好きなのと、最近は観に行けてないので、舞台裏も知れて楽しく読めた。 勝とカイト、これからどうなるのか続きを読んでみたいと思った。 明るいだけじゃない勝がかっこよかった。
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昔スーパーヒーロをやっていた若手役者の勝。しかし、最近は大きな仕事に縁が無かったのだが、突然今注目の舞台演出家である鍵谷カイトから舞台の主役のオファーが来るところから物語は進んでいく。役者同士、紆余曲折ありつつも舞台を成功させるために頑張っていく姿に感動した。勝の物語と舞台の主人...
昔スーパーヒーロをやっていた若手役者の勝。しかし、最近は大きな仕事に縁が無かったのだが、突然今注目の舞台演出家である鍵谷カイトから舞台の主役のオファーが来るところから物語は進んでいく。役者同士、紆余曲折ありつつも舞台を成功させるために頑張っていく姿に感動した。勝の物語と舞台の主人公である百の物語を同時に見せられているような気持ちになった。また、勝の役への解釈はとても深くプロの役者さんは毎回ここまで深く解釈していると思うと、とても大変な仕事であると改めて感じた。
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あれ!?もう終わり!?!?続きは!?!?続かないの!?????と、捲るページがないことが寂しくてもっと読みたいと感じる作品でした。観劇が趣味なのもあって、読みながらずっとドキドキワクワクしてました!ポプラ文庫から出てるのがまた良いなぁ〜と思ったりします。
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面白いことは面白いし一気に読み終わったんだけど、初っ端に予想した通りに話が進んで予想外のどんでん返しみたいなことが全く起きないまま終わってしまった。 勝は第一印象のまま変わらないし、カイトもそう。 唯一の予想外は、ぼんやりとしか見ていなかった表紙を読了後見返してみたら、カイトがイメージよりはるかに美青年で天王寺よりも妖艶だった。 でもよく考えてみたら、日頃ミステリばかり読んで二転三転する話に慣れているので、真っ直ぐな青春ストーリーにそれを求めるこちらが場違いだったのかもしれない。 読後感も良いし、また読みたい作品ではある。 続巻が出たら、カイトを虐めた奴らに天罰が降って欲しいところだ。
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宝石商リチャードを読んでいるので やはり読んでみたくて読みました。 正直好みの題材ではないしあまり期待してなかったのですが、めちゃくちゃはまって一気読みしました。続編希望です。 劇団四季が大好きであの空間がたまらないのですが 初めて観劇した時の事を思い出しました。 なんで抜擢したのだろうという謎も最後に 爽やかに解決されもう読後感最高でした。 読んで良かった。
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「いじめは、人を強くしません~中略~ただ、破壊するだけです。そこにどんな理由があろうが、なかろうが、関係ない。いじめはいじめで、一方的な人間関係は、ただの暴力です。壊されたものは、元には戻らない。強くなんかならない。結果論です」 とても心に響く言葉でした。 続編希望!
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最後までドキドキしながら読みました。 とにかく熱い!青春ものです。 舞台を観に行きたくなりました。 夢の時間は有限。 田山さんの印象的な言葉にそうだなと思いました。
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最近まで戦隊モノに出演していた二藤。あることがきっかけで、それ以降は活躍しなくなった。そんな状況の中、新進気鋭の演出家・カイトから、舞台のオファーが来た。カイト直々のオファーに周囲は困惑。何故自分に? 実際カイトと会ってみると、衝撃の真実が。高校の同級生だった。しかもカイトはいじ...
最近まで戦隊モノに出演していた二藤。あることがきっかけで、それ以降は活躍しなくなった。そんな状況の中、新進気鋭の演出家・カイトから、舞台のオファーが来た。カイト直々のオファーに周囲は困惑。何故自分に? 実際カイトと会ってみると、衝撃の真実が。高校の同級生だった。しかもカイトはいじめられていた過去があり、二藤は生徒会長だったが助けることができなかった。 そんな心境ながらも、二藤は舞台を始めることにした。 苦難の連続ながらも、舞台の幕が上がる。 舞台に情熱を注いでいく大人達。作品の表紙は、漫画チックでラノベっぽい雰囲気を醸し出していますが、中身は 青春ドラマを読んでいるようでした。 過去に問われながらも、二人を含め、みんなで一つの作品に励んでいく姿に青春の風を感じました。 舞台が完成されるまでの行程だけでなく、舞台の基本情報や二藤の役に対する苦悩、過去のトラウマも交えて、物語は進行します。 演出家や俳優達の苦悩を描きながらも、そこには楽しさや生き生きさも伝わってきて、切磋琢磨する姿にみんな輝いて見えました。自分も演劇を経験したことがありますが、苦難を超えての達成感は今でも忘れられません。 読んでいて、その頃の雰囲気がよみがえってきました。 いじめといった陰の要素はありますが、あまり暗い雰囲気ではなく、熱き青春ドラマの空気感なので、楽しく読めました。 所々、無理矢理感はある印象でしたが、舞台にかける情熱や友情が伝わってきて、最後は清々しい気持ちにさせてくれました。 プロ集団で作り上げた舞台。実際にあったならば、どんな作品になったのか見てみたいなと思いました。
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辻村七子先生の新作! ドキドキしながら読みました。 元々舞台が好きだったけど、大好きな七子先生が舞台物を書くと言うことで、最高でした。 主人公たちの日常と、主人公演じる「百」、 ふたつの物語を読んでいるようでした。 田山さんの夢の時間は短い、という言葉はハッとしました。 自分も夢ややりたい事に熱中していられる時間はそう長くないと。 読者の心にも響く言葉があるお話だと思います。
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演技をする上で、役をどう解釈し、自分の演技に昇華させるのか、 そこは役者さん個人個人で過程は違うと思うし、なかなか言語化は難しいものかなと。 それを先生は、小説の登場人物になりきって、その人がどうやって役づくりをしていくのか説明されているのが、すごいなと思った。 人間生きていれ...
演技をする上で、役をどう解釈し、自分の演技に昇華させるのか、 そこは役者さん個人個人で過程は違うと思うし、なかなか言語化は難しいものかなと。 それを先生は、小説の登場人物になりきって、その人がどうやって役づくりをしていくのか説明されているのが、すごいなと思った。 人間生きていればいくらでも、言葉では顕すことができない想いを抱えているけれど、 それを第三者にもわかるように、その言葉にならない想いを言葉に落とし込む。 自分の淵から言葉を探し続けるというのは、自分に向かって戦いを挑み続けるような、過酷な作業なんだろうなと想像した。
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