ビタートラップ の商品レビュー

月村了衛(著者)

2022/03/17

主人公の心の乱れがそのまま伝わる。
ハニートラップならぬビタートラップは最後の部分でわかります。
ちょっと綺麗に終わりすぎた感じかな。

2022/03/15

全く普通の男が公安とか中国国家機密とか、スパイとかに関わるとこんな感じ？いつもより軽いお話でしたが、共産圏こえーって思わされた。あと、結構国への偏見が文字化されてて、月村了衛だから許されるのか？と思った。いきなりこんなこと書いたら叩かれそう。

2022/02/11

　終わりは、ハッピーエンドになった〜〜❢
　途中、ドキドキする所もあり、憤りを感じるとこもあり、あっという間に読み終わってしまいました。
　無理やり、ハッピーエンドにした感じはあるが、スカッとして爽やか感じで、終わりました。
メデタシメデタシてす❣❣

2022/01/30

ハニートラップ転じてビタートラップ。

ミイラ取りがミイラになる展開だが、最後はおとぎ話のような大団円。

2022/01/30

月村さんにしては軽い公安モノ。いつも全力の重厚作品ばかりとはいかないか。「人間には世間に認識されているのとは違う側面がある。その人だけの歴史がある」難しい…ヒトを理解するのは。

2022/01/14

ノンキャリの取り立てて特徴のない公務員がハニートラップにかかり、ハニートラップを仕掛けた本人が相手にカミングアウトする設定は多少ユニークに感じるし、一般的な市民である主人公の焦燥をストレートに表現していること自体は悪くないと思う。しかし内容が全体として薄っぺらく、公安や国安の立ち回りも中途半端に感じた。機龍警察の緻密さとはかけ離れていて残念だった。

2022/01/08

月村了衛さんの作品はそんなにたくさん読んでいるわけではないが、本作はこれまでに読んだものとはだいぶ作風が異なる。
主人公は農林水産省の小役人で、中華料理店でアルバイトをしていた中国人の留学生と親しくなる。が、彼女は中国のスパイで……という内容。
まあ表面的には軽いが、底には偏見や差別など重いテーマが横たわっているのはさすがだ。たまにはこういう作品もいいかな。

2021/12/18

平凡なノンキャリ中間管理職の並木にハニートラップが仕掛けられるが、罠であったはずの彼女と相思相愛に。中国諜報員や公安、最後は元祖ハニートラップ要員であった女性や彼女と関係のあった超大物政治家まで登場して…。軽いタッチのドタバタコメディ―諜報小説ともいうべき仕上がりに。『機龍警察』を書いた作家さんと同じ人とは思えない(笑)

2021/11/29

いつもの月村了衛らしい重みが感じられなかった。

けっこう際どい社会派ものに比べて今作は、あっさりとしていて物足りなく感じた。

ノンキャリ公務員の並木が、癖のないまったく普通な男だったからだろうか…？
もう一捻り欲しかった。

2021/11/21

面白かったけど内容も文量通りの小品。人物描写は粗く、結末もほぼ想定通りで月村作品としては全く物足りない。