円 劉慈欣短篇集 の商品レビュー
「三体」の劉慈欣の短編集。どれもよかった。現実世界と虚構がつながる時、虚構に感じるリアリティがたまらない
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劉慈欣先生の短編集 どの作品も何食べたらそんなの思いつくの?と言いたくなる作品ばかり。 三体を読んで面白いと思った方は絶対読むべし。 第二弾の短編集の「時間移民」も面白かったが、「円」も面白い…。三体のアイデアになったと思われる作品も多くかなり楽しめると思います。 とてもワクワ...
劉慈欣先生の短編集 どの作品も何食べたらそんなの思いつくの?と言いたくなる作品ばかり。 三体を読んで面白いと思った方は絶対読むべし。 第二弾の短編集の「時間移民」も面白かったが、「円」も面白い…。三体のアイデアになったと思われる作品も多くかなり楽しめると思います。 とてもワクワクさせてくれる作品ばかりなので是非手に取ってみてください
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SFって普段読まないジャンルなんだけど、表題作の「円」が気になりすぎて手にとってしまった。 短編集なので好みに合わない話も収録されてたが、全体的には面白く読めたなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
三体が好きなので気になっていたこちらの短編集も読んだ。さすが劉慈欣、どの短編もテイストが違いどれも良さがあり面白かったので大満足した。 個人的には「カオスの蝶」「詩雲」「栄光と夢」「人生」がかなり刺さった。 「カオスの蝶」はなんとも言えない最後の無力感が良かった。 「詩雲」については「全部の詩を書き出し記憶装置に埋めたとしても、傑作を取り出すことができない」とテクノロジー側が嘆くという行があるが、今の時代果たして本当にそうだろうかと読了してから考え込んでしまった。AIを使い、傑作と呼ばれるものと駄作と呼ばれるものが学習データとして用意さえできてしまえば、今の時代人間らしい感性、人間らしい脳の模造品を作ることができ、傑作も探し出せてしまうのではないだろうか。しかしそこで探し出した傑作は果たして血が通い生きるという経験をしてきた人間の感性に本当に合うものなのだろうか。そもそも人間は何をもって傑作とするのだろうか(時代や人によってその選定基準が異なるのはなぜ?)……。 「栄光と夢」「人生」についてはどちらも教訓的だった。「栄光と夢」で戦争の代わりにオリンピックをし、その勇姿に国民が奮い立たされた結果戦争が悪化するのはなんと悪夢的で実際ありそうなことだろうか。人間とはどこまで合理的でどこまで非合理的なのだろう。「人生」については記憶遺伝を取り扱っていたが、「無知というのは、はじめてこの世界に出てくるときに彼らを守ってくれる小さな家なのです」という言葉が痛烈だった。本当にそのとおりだと思う。何事も、知っていればと思うこともたくさんあるけれど、知らなかったからこそ飛び込めた世界も沢山あると思うのだ。苦労する日々や苦しみや、そこで出会う幸せまでも、先に全て知っていたら絶望にしか繋がらない。我々は先を知らないから生きていくことができ、先を知らないから幸せになれるのかもしれない。 ほか、「地火」はめちゃくちゃありそうな話で展開を追うとき怖かった。「月の光」はなんという皮肉だろう。「2018年4月1日」は最後でぐっと惹きつけられた。長く生きようが生きまいが、私がこうして記録をすることも、きっと何かを残したいという姿勢の現れだろうから。
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劉慈欣の想像力は果てしない。「三体」の続きは早々に諦め、ドラマを楽しんでおしまいにしたが、短編集はいくらでも読みたいと思う。 本作も一つ読むごとに題材や創造力に驚かされ、感心し、よくもこんなことを思いつけるもんだなあと脱帽する。次を読むとまたまったく違う世界を見せてもらえる。 S...
劉慈欣の想像力は果てしない。「三体」の続きは早々に諦め、ドラマを楽しんでおしまいにしたが、短編集はいくらでも読みたいと思う。 本作も一つ読むごとに題材や創造力に驚かされ、感心し、よくもこんなことを思いつけるもんだなあと脱帽する。次を読むとまたまったく違う世界を見せてもらえる。 SFってこんなに凄いんだと教えてくれる作家である。
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「鯨歌」「郷村教師」「詩雲」「栄光と夢」「円円のシャボン玉」「2018年4月1日」「月の光」「人生」「円」
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三体にいたるためのアイデア単発の短編が多い。三体ロスを癒せるほどではないが、面白いと思えるものがいくつかある
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日本独自編集の短集。選定は著者が行った。 「詩雲」が一番おもしろかったか。どの作品も哲学的、宇宙的壮大さ。う~んやっぱりすらすらとは読めなかった。 「鯨歌」(科幻世界199.6月号) デビュー作。麻薬密輸のために鯨を使う。 「地火」(科幻世界2000.2月号) 父を炭鉱事故で...
日本独自編集の短集。選定は著者が行った。 「詩雲」が一番おもしろかったか。どの作品も哲学的、宇宙的壮大さ。う~んやっぱりすらすらとは読めなかった。 「鯨歌」(科幻世界199.6月号) デビュー作。麻薬密輸のために鯨を使う。 「地火」(科幻世界2000.2月号) 父を炭鉱事故で亡くした主人公が、石炭地下ガス化という夢に挑む 「郷村教師」(科幻世界2001.1月号) 子供の教育に身をささげた村の教師。だがその「教育」こそが要だった。一方高度に進んだ文明を対比して描く。 「繊維」(科幻世界2001.8月号) 並行世界を繊維に見立てる。 「メッセンジャー」(科幻大王2001.1月号) プリンストンの自宅の二階で夜ごと趣味のバイオリンを奏でる老人。ある晩からその窓下に奇妙な若者が現れじっと耳を傾けるようになる。 「カオスの蝶」(科幻大王2002.1月号) カオス理論の初期値鋭敏性を利用し、「ブラジルで一頭の蝶を羽ばたかせることによってテキサスで竜巻を巻き起こす」極秘プロジクト。ユーゴスラビア紛争での微塵な命。 「詩雲」(科幻世界2003.3月号) 進化した恐竜は食料として人類を家畜として飼っている。その家畜からクローンで生まれたのは「李白」と名乗った。そこに広がる四角い文字・漢字、漢詩の遠大な宇宙。 「栄光と夢」(科幻世界2003.8月号) シーア共和国は17年前から始まった戦争で疲弊していた。だが北京オリンピックへの迎えの飛行機が来る。降り立った数人の選手団。これから紛争の解決はオリンピックでの勝敗で決めよう、と決まったと言われる。そして参加国はシーア国とアメリカのみ。無観客の会場で競技が始まるが・・ 結果は想像どうりだが、無観客の東京オリンピックを思い浮かべてしまう。作品は東京より17年も前のものなのに。 「円円のシャボン玉」(科幻世界2004.3月号) 「カオスの蝶」と同じく、テクノロジーによる気象操作を扱うがトーンは正反対。ポジティブ。 ・・これ以下は「三体」以降の作品 「2018年4月1日」(中国版Esquire2009.1月号) テクノロジーによって格差が広がる未来。 「月の光」(生活2009.2月号) 環境問題をテーマにした歴史改変もの。 「人生」(作品集・『時の終わり』2010.1刊に所収) まだ生まれてこない赤ん坊との対話。 「円」(アンソロジーCarbide Tipped Pens(トーブックス)2014.1月) 第50回星雲賞海外短編部門賞受賞。人力コンピュータSF。そろばん。 2021.11.25初版 図書館
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3.8 三体で有名な劉慈欣の短編集。 読み応えがあって、頭の中でイメージしやすい内容。西洋や日本にはない中国独特な雰囲気もあれば、そんな垣根を一切感じさせないボーダレスな作品もある。やはり、凄い作者。 ネタバレ少しあるかも。 鯨歌は、鯨を使い麻薬を密輸しようとするマフィアを描...
3.8 三体で有名な劉慈欣の短編集。 読み応えがあって、頭の中でイメージしやすい内容。西洋や日本にはない中国独特な雰囲気もあれば、そんな垣根を一切感じさせないボーダレスな作品もある。やはり、凄い作者。 ネタバレ少しあるかも。 鯨歌は、鯨を使い麻薬を密輸しようとするマフィアを描いた、どことなくユーモラスに感じる昨日。筒井康隆の様な雰囲気も感じた。 地火。圧倒的な迫力。地下炭鉱を舞台とした話。内容同様に非常に高い熱気を感じた。最後の一文は、過去、現在、未来の滑稽さの総括。 郷村教師。学びは大切。藤子不二雄感のある内容。 物理、数学は宇宙でも共通のなのか? 繊維。ページ数は短いが好き。色んな地球があって良い。it'sパラレルワールド! メッセンジャー。最後まで読んで。あー。と理解。 カオスの蝶。バタフライエフェクト。風吹けば桶屋が儲かる話。救えない悲しみ。 詩雲。芸術が科学を打ち負かす!?そんな作品。 とばっちりの呑食帝国かわいそう。ラスト好き。 栄光と夢。途中までまた方向性がわからなかった。 でも、単純明快。でも、人の行動や心理は複雑怪奇。だから、平和は訪れない。 円円のシャボン玉。好きこそ物の上手なれ。そして、瓢箪から駒。 二〇一八年四月一日。これは近い将来にありそう。 人間が長生きする方法は一つじゃない。 月の光。面白い。映像化してほしい。歴史改変する・しない? 人生。途中でラストが読めた。当たったが、当たって欲しくなかった。無知で生まれてくるには理由がある。 円。三体のプロトタイプ?これと似た話が史記になかったかしら?中国の王様って、こういう搦手に弱いイメージ。
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なにかしらSFが関わってきてそんな展開アリ!?ってなる。中国の農村と宇宙人とか オリンピックの代理戦争の話が切なかった 教師と生徒の話は泣ける どの話も面白いです
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