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ポーチとノート の商品レビュー

4.4

14件のお客様レビュー

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2022/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読みやすくて、すぐに最後まで読めてしまいました!女の子の悩みが沢山詰まってる作品でした。 私はこの本に出てきたエスペラント語に魅了されて 本気で調べ始めました。

Posted byブクログ

2022/02/10

表紙が可愛らしくて手に取ったけど、とてもよかった。未来の気持ちがすごくわかる。周りに言うことの恥ずかしさ、なんとなくいやな感じ。 性に関することってどうしても言いにくさを感じてしまう。でもみんなが言わなかったら、どうやって知ればいいんだろう?今はネットに情報は溢れているけれど、そ...

表紙が可愛らしくて手に取ったけど、とてもよかった。未来の気持ちがすごくわかる。周りに言うことの恥ずかしさ、なんとなくいやな感じ。 性に関することってどうしても言いにくさを感じてしまう。でもみんなが言わなかったら、どうやって知ればいいんだろう?今はネットに情報は溢れているけれど、それだって正しいかわからないし、人それぞれちがうことってたくさんある。 嫌なことからは逃げていいけど、好きな人から逃げるなんてもったいない。アサエさんの考え、素敵だなぁと思った。

Posted byブクログ

2021/12/06

いやー、小ネタがちょいちょい入ってて楽しかった!微妙にノートのポエムが短歌っぽいのはこまつさんらしい。やっぱり自分のバックボーンって出るよね。笑笑

Posted byブクログ

2021/11/21

待望の三作目は、少女の体の悩みを著者ご自身の体験も踏まえて正面から扱った作品である。ポーチは祖母のアサエさんから10歳の誕生日にもらったプレゼント。ナプキンが入っているが七年間封印されたままになっている。ノートは、司書補の保坂さんの登場を機に、恋と体の悩みに揺れる想いをそのまま書...

待望の三作目は、少女の体の悩みを著者ご自身の体験も踏まえて正面から扱った作品である。ポーチは祖母のアサエさんから10歳の誕生日にもらったプレゼント。ナプキンが入っているが七年間封印されたままになっている。ノートは、司書補の保坂さんの登場を機に、恋と体の悩みに揺れる想いをそのまま書き連ねたものになる。つまり、ポーチとノートは、それぞれ止まっているもの、そして動こうとしているものを象徴しているのだ。著者の作品には、これまで必ずコミュニケーションのきっかけとなるツールが登場してきた。第一作では短歌、第二作では実況、そして今回はエスペラント語である。そしてそのツールが、主人公の視野を広げていく役割を果たしている。体の悩みは深刻だが、著者のテンポ良くユーモア溢れる文体が、読む者の心を前向きにさせてくれる。止まっていたものが動き出すとき、しっかりと受け止められる心の準備が培われているかどうかが重要なのだろう。

Posted byブクログ