なぜシブヤの小学2年生はタブレットを使いこなせるのか？ の商品レビュー

豊岡弘敏(著者)

2022/03/21

　2016年の秋頃だろうか、40台のタブレットが導入された校長の奮闘記。ただし、その校長が教育長になり、全国的にGIGAスクール構想が始まったため、やや話は違ってくる。

　一校長の実践であれば、超マイルド戦略というのもよくある話だが、教育長となれば別だ。たとえマイルド戦略であったとしても、予算が投入されるわけで、現場は動かざるを得ない。まして、渋谷区の小学生がタブレットを使いこなしていたとしても、それほど驚くことではない気がする。ちなみに、著者は中学校の校長である。

　2021年には、全国の小中学生が、タブレットを使うことになった。様々トラブルが起きていることは周知の通り。本当に教育的効果はあるのか。正直私は懐疑的です。ぜひ各自治体で検証をお願いしたい。

2022/02/06

仕事本で買った１冊。

コロナ禍で学校の授業環境は一変しました。

コロナ前に、強い意思をもってタブレット導入に踏み切った渋谷区の先見性は

素晴らしい。

でもそれは一朝一夕にいったわけではなく、そのすごい努力が伝わってくる１冊です。

作者の豊岡先生がおっしゃるように、あと５年経ったら

どんな学校になっているのか、今から楽しみです。

また、その当事者の１人としてがんばっていきたいと思いました。