人間工学にもとづく改善の教科書 の商品レビュー

福井類(著者)

2022/01/25

第1章　なぜ改善は難しいのか？
トップダウンで行われる改善活動の虚しさ
何のために改善活動をするのか？そして何を得るのか？
改善すべき対象を見つけるのはとても難しい！
どうやったら改善すべき対象を見つけられるか
「人間工学」とは？（本書の捉え方）
本書が目指すところと、その実現アプローチ
第2章　人間工学的なモノの見方で改善を行うための基礎
人間工学の源流
理論とノウハウ
人間の限界を正しく知るために必要な見方
第3章　できない相談をしていませんか？（人間工学から見た人間の限界を知ろう）
認知過程の限界
身体寸法・動作能力の限界
ロボットマニピュレーション
覚醒・疲労・意欲の限界.
錯誤の発生
記憶の限界・失念の発生
知識・技術の不足
こだわりの読書
規則遵守の限界
第4章　改善対象を発見しよう（その１：人間の限界を試す悪例との比較）
間違ったフイードバック
間違ったグループ化
身体・動作能力の過剰な要求
不適切な作業環境・状況
間違った手がかり
慣習への不適合
一貫性の不足
記憶力・忍耐力への挑戦
WYSIWYG (ウイジウイグ）
報酬も罰もない活動
第5章　改善対象を発見しよう（その2：言い訳法による身の回りの問題の発掘）
過去のトラブル分析による改善対象の発見.
教育と言い訳
愚痴の言い合いによる改善対象の発見
ブレインストーミングのルール
第6章　ではどうやって改善するべきか？
改善対象の構造を見える化し改善課題を抽出する
整理と収納
言い訳ができない（フールプルーフな）環境を構築する
代替化の落とし穴（自動化の驚き）
第7章　難しい作業を簡単にするための原則を導入しよう！
アフォーダンスという考え方
原則1:外界にある知識と頭の中にある知識の両方を利用する
原則2 :作業の構造・性質を単純にする
原則3 :対応づけを正しくする
原則4：自然の制約や人工的な制約の力を活用する
原則5 :対象の状態を見えるようにし実行と評価の隔たりをなくす
原則6 :エラーに備えた仕組みを用意する
原則7 :すべてがうまくいかないときには標準化する
第8章　人間工学的なモノの見方による具体的な改善の例
人に優しい型番，整理番号の付け方
誤った情報伝達を防ぐ
間違いを探しやすくする工夫
視覚に加えて触覚’嗅覚を活用する
必要な腕の数を減らす（第3の腕を利用する）
第9章　よい改善提案書を書こう！
何のために改善提案書を書くのか？
どのように提案書を書けばよいのか？