二千億の果実 の商品レビュー
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26編の連作短編小説。 目覚めてすぐ、夢と現実の境目がわからなくなるような、不思議な読了感。もしも脳の断片が記憶を持つなら、こんな風なのかもしれないと思いました。 時々、主語を読み間違えそうになりましたが、パズルを組み合わせるように慎重にキーワードをたどっていくと、壮大な世界に繋がります。
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生命の歴史をミクロ的にかつマクロ的に語った作品だと感じた。宇宙が誕生して以来、様々な生命が生まれ、死んでいく。これは地球だけにとどまらない。地球だけに限ってもヒトが猿から枝分かれして進化していき、別種となってもコミュニケーションのとりようはあるし、繁殖の営みや食事などは生命にとって一大事なのは、生命である限り変わらない。壮大なものを読んだ気はしたが、何かスジが通った感じではないので、個別の文章には感じるものはあるが、作品を通じて受けるインパクトが弱いと感じた。
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アインシュタインのスライスされた脳とか、絶海の有人島ピトケアン諸島とか、正常位で性交するのはヒトとボノボだけとか、知的興奮を腹の底からゴリッゴリされる!なかなかにぶっ飛んだ世界観で語られる地球と歴史のお話でした✧◝(⁰▿⁰)◜✧
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