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皇帝の薬膳妃 紅き棗と再会の約束 の商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2024/09/14

菫湖は地方の村で診療所を手伝っている女の子だ。ある日、行き倒れた麗人の看病をし、共にそれぞれの夢を叶える約束をした。 菫湖は男子と偽り医術を学び、医師の免許を得るも、領主の娘であり皇帝に嫁入りするように告げられる。 抵抗虚しく輿入れをし、どうにか逃げ出そうと試みるが… 中華系フ...

菫湖は地方の村で診療所を手伝っている女の子だ。ある日、行き倒れた麗人の看病をし、共にそれぞれの夢を叶える約束をした。 菫湖は男子と偽り医術を学び、医師の免許を得るも、領主の娘であり皇帝に嫁入りするように告げられる。 抵抗虚しく輿入れをし、どうにか逃げ出そうと試みるが… 中華系ファンタジーながらも、後宮で権力争いをするタイプではなく、 むしろ妃ながらも皇帝の寵愛なんてどうでもいい。 薬膳師になりたいという、常に強い欲求が行動に出る親近感の湧く主人公だ。 侍女頭になったり、医官になったりと、読んでいる側が大丈夫なのか…と心配したくなるほど、一人で何役もの役目をこなす姿がいとしげ。 これ、今後の展開を考えるとかなり長編になるのでは?

Posted byブクログ

2024/09/10

伍尭國(ごぎょうこく)という架空の国が舞台の、中華風ファンタジー。 中国のどこかいつかの時代というより、和風の要素なども取り入れられています。 伍尭國の北の地・玄武で、医師に育てられた孤児の少女・董胡(とうこ)は男装してまで医学を学び、優秀な成績を収めていた。 ついに合格して証...

伍尭國(ごぎょうこく)という架空の国が舞台の、中華風ファンタジー。 中国のどこかいつかの時代というより、和風の要素なども取り入れられています。 伍尭國の北の地・玄武で、医師に育てられた孤児の少女・董胡(とうこ)は男装してまで医学を学び、優秀な成績を収めていた。 ついに合格して証書を受け取りに領主邸に行ったら、実は行方知れずだった玄武の姫であると言われて、運命が一転。 しかも、皇帝への輿入れを命じられてしまう。 何とかして脱走しようと思いながら、宮中へ入った董胡。 皇帝には、四つの国から一の姫がそれぞれ妃として入内し、寵愛によって扱いが随時変わるというしきたりだった。 しかし、若い皇帝は妃たちにあまり関心を示さず、妃たちの方もそれぞれに事情があり、一筋縄ではいかない。 どこかで聞いたような、そうでもないような? ああいうのがもっと読みたい!という需要もあるわけだから、一部にあるある設定があっても、それはアリなんじゃないかと(笑) 董胡が女ながら医師を目指したのは、以前出会った病気がちな若者レイシに憧れ、薬膳で健康にしたいという強い願いがあったからだった。 妃の薬膳師として、食事をふるまった董胡は、体調が悪いという口実で妃の姿を見せないまま、皇帝に気に入られる。しかし男装で医学を学んだ禁忌を犯したのは罪、バレるわけにはいかない。 妃と同一人物であることを隠すためにも、悪戦苦闘する羽目に。 ちょっとごちゃついている部分があり、一人二役が三役になっていくなど、ここまでしなくてもという感じもありますが。(これ実はたまたま4巻から手に取ったので、わかりにくかった、という、こちらの印象もあるけど) ヒロインは素直で熱意のある、いい子なので、気分良く読めます。 脇役や国の対立がどのような展開を見せるのか? 表紙イラストも感じがいいですね。 楽しみなシリーズを発見☆

Posted byブクログ

2023/11/14

設定やテンポも良く、エンタメとしてさらっと読めて続きが気になった。続編を買おうと思う。 中華ドラマの本verの様だったので、美男美女キャストでドラマ化してくれたらとても面白いなぁと思った。

Posted byブクログ

2023/04/05

後宮や官吏制度などの設定がしっかりしていて、一人二役の組み込み方も無理なく、安心して読める。 主人公のひたむきさがとても良く、それがレイシを動かすところもよい。 「十二国記」好きの私にはとても刺さった。

Posted byブクログ

2023/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなり前に購入してたのに、男装妃ってコトで『またか』感が序盤酷くて放置してた。 読み始めたら面白く、主人公の度胸と機転が気持ちよくて続きが気になる展開に大満足! 度胸というのが無謀とは違って、貴族ではなく平民だったから、という設定でキチンと無理なく読ませてくれるからこそ、こんなにも違和感なく読めたのだと思います。 ココが単なる考え無しの強気なだけの主人公だと、途端に薄っぺらくなるので。 この作者さん初読みですが、その辺上手いなぁと思いました。 舞台と設定は手が込んでいて読み応えがあります。 黒幕の失脚をどう演出していくかで今後作品の深みが変わるかな? 主人公とレイシの関係も簡単安易に進まなければ個人的には嬉しい。 続刊読むのが楽しみです。

Posted byブクログ

2022/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

レイシ様の味方のいない境遇も人間不信っぷりもリアルでとても辛い。 続きは出るのかな?幸せになってほしいものです。

Posted byブクログ

2021/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

レイシとの過去話は楽しく読めたし、後半の先読みについて信じた人と信じなかった人の顛末も面白かったのだが、全体的には中途半端な印象。 様々な決着がつき切らず、宙ぶらりんになったまま終わってしまうので、どうにもすっきりしない。 レイシとの再会の件も、玄武公一家へのざまあ展開も、異母弟とのことも。 何か一つでも完全勝利があればよかったように思うが。 今後続くのだとしても、すっきりできる話も欲しかった。

Posted byブクログ

2021/10/31

テーマが薬膳料理と宮中での恋。董胡は、その人が発するオーラの色を見て、その人がどのような味を欲しているかが分かる(・o・) 私は食べ物と健康の関係に興味あるから、薬膳料理の話は大好き。 すごく面白かった(≧∇≦) 私も、続編を期待します♡

Posted byブクログ