1,800円以上の注文で送料無料

WHY TIME FLIES の商品レビュー

3.4

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第1章は、UTC(協定世界時)が決定される仕組みが面白かった。そもそも地球の自転周期が完全に一定ではない。さらに、完全に一定間隔を刻む単独の時計を作ることもできない。そのため、世界各地の原子時計を統計的に総合して、過去一ヶ月の「正確な時間」を割り出すらしい。 以降は生物がどのように時間を認識しているのかについて書かれている。まだはっきりと分かっていることは少なく、理解も難しかった。 1つの事象から同時に発生した聴覚や視覚など異なる種類の情報は、ばらばらに脳に到達する。しかし、脳はこれまでの経験からある程度の幅の中にある情報は同時とみなす、というのが面白かった。

Posted byブクログ

2022/02/22

タイトルに惹かれて読んでみたものの、得るものはあまりなかった。 洋書特有の翻訳の稚拙さによる読みづらさというものはなかったが、数々の実験の説明とか人物描写が多く、それに比して、読み始める前に期待していたような発見や知見は得られなかった。

Posted byブクログ

2022/01/24

第1章 The Hours 正しい時計はどこにあるのか 秒の始まり、時計の誕生 「正しい時刻」を決める人 第2章 The Days 今日と明日の区切りを見つけに 洞窟実験―消えた25日間 あらゆるものが時を刻んでいる 新生児の概日時計 地球最古の生物の概日時計 二度目の洞窟実験...

第1章 The Hours 正しい時計はどこにあるのか 秒の始まり、時計の誕生 「正しい時刻」を決める人 第2章 The Days 今日と明日の区切りを見つけに 洞窟実験―消えた25日間 あらゆるものが時を刻んでいる 新生児の概日時計 地球最古の生物の概日時計 二度目の洞窟実験 日が沈まない2週間 時間をなくせる場所 人類史上最長の1日 第3章 The Present「今」を捕まえに行く 古代ローマの賢人が説いた「今」 「見かけの現在」という「今」  「今」の感じ方を決めているもの 「今」の正確な長さ 地球上の「今」を定める 脳が私たちに見せている「今」 脳は待っている 聞いている、話している、読んでいる、書いているの「今」 映画の時間と脳の時間 永遠にも感じられる「今」について 赤ん坊に「今」はあるのか 「話す顔」という時間の始まり 第4章 Why Time Flies 待ちくたびれる日常とあっという間の1年 持続時間―「もう10時?」のからくり 持続時間―「信号がまだ変わらない」といらだつわけ  ペースメーカー・アキュムレーター・モデルの誕生 「共感」の影響力 何が人に時間を刻ませているのか 脳の時間の計り方 なぜ年をとるほど時間は速くなるの

Posted byブクログ

2021/12/17

前半は時間と睡眠についての関係が多く書かれている。 やはりこれが基本だと思います。 睡眠を充実した時間を導き、生活満足度があがります。

Posted byブクログ

2021/12/04

人は時間に支配されている。 人はどうやって時間を認識するのか。暗闇で35日過ごしたと思った人が実は60日経過していた調査。フリーフォールでのゼログラビティ中の時間感覚、タイマーを倍にした実験や脳科学など、さまざまな実験を行い真相に迫る。時間を意識していないと時間は早く進む。年齢を...

人は時間に支配されている。 人はどうやって時間を認識するのか。暗闇で35日過ごしたと思った人が実は60日経過していた調査。フリーフォールでのゼログラビティ中の時間感覚、タイマーを倍にした実験や脳科学など、さまざまな実験を行い真相に迫る。時間を意識していないと時間は早く進む。年齢を重ねると時間が早く感じるのは、相対時間と記憶論によるもの。なるほどと思うことが多々、腑に落ちた。 288冊目読了。

Posted byブクログ

2021/11/08

なかなか難しかった。時間の研究について。 時間とは何なのか。時間=命の期限と思っていたが、どうなのだろうか。日々時間時間と気にして生きているが、たまには時間に囚われず時間の研究文を読むのも良いかも。

Posted byブクログ

2021/11/02

【科学者たちの意見が一致する点があるとしたら、「時間のことを十分にわかっている人は誰もいない」ということ、そして「時間がいかに私たちの生活に浸透し、不可欠なものになっているかを思えば、この知識の欠如は驚くほかない」ということだ】(文中より引用) 「歳を重ねれば重ねるほど一年が短...

【科学者たちの意見が一致する点があるとしたら、「時間のことを十分にわかっている人は誰もいない」ということ、そして「時間がいかに私たちの生活に浸透し、不可欠なものになっているかを思えば、この知識の欠如は驚くほかない」ということだ】(文中より引用) 「歳を重ねれば重ねるほど一年が短く感じられるのはなぜなのか」など、知れば知るほど不思議な時間世界へのガイド本。これまでに試みられた数々の実験を土台としながら、時間についてわかっていること/わかっていないことを詳述していきます。著者は、「ニューヨーク・タイムズ」のシニア・スタッフエディターを務めるアラン・バーディック。訳者は、薬剤師の資格も持つ佐藤やえ。原題は、『Why Time Flies: A Mostly Scientific Investigation』。 哲学的なスパイスを織り交ぜつつも、基本的には実験の紹介やそこから判明した事柄に焦点を当てているため、時間世界の迷宮に呑み込まれずに読み進められる点が魅力的。時間が認識的なだけでなく、極めて社会的なものであることがよくわかりました。 文系ですがこういう本はたまに読むと刺激的☆5つ

Posted byブクログ