神様たち の商品レビュー
「デイドリーム・デイ」「いたいけな旅」「チャーミング・マン」 「ゆびさきの夜」「神様たち」 パワースポットを舞台にした5話収録の短編集。 神やパワースポットからイメージする神聖な物語ではなく、性に貪欲であったり自由奔放とも思える女性達の姿と、歪んだ性癖を持つ男性の姿が描かれてい...
「デイドリーム・デイ」「いたいけな旅」「チャーミング・マン」 「ゆびさきの夜」「神様たち」 パワースポットを舞台にした5話収録の短編集。 神やパワースポットからイメージする神聖な物語ではなく、性に貪欲であったり自由奔放とも思える女性達の姿と、歪んだ性癖を持つ男性の姿が描かれている。 森美樹さんの作品はいつも気持ちがザワザワして落ち着かない。 本作も、一筋縄ではいかない人間関係に気持ちがざわめき、それぞれの物語が見せるラストの反転に驚かされる。 しっとりとした静けささえ感じる文章だが、生と性への確かな熱量を感じる一冊。
Posted by
初めて読む作者 森美樹氏の作品である。 題名は、綺麗な「神様たち」なのだが、表紙は、何とわけのわからないような 顔の輪郭。 5話からなっている。 最初は、幼馴染のカップルの男子学生が、友人の女子学生と仲良くなって 神社巡りをして行くのだけど、・・・ 女の嫉妬が、織りなす絡み合...
初めて読む作者 森美樹氏の作品である。 題名は、綺麗な「神様たち」なのだが、表紙は、何とわけのわからないような 顔の輪郭。 5話からなっている。 最初は、幼馴染のカップルの男子学生が、友人の女子学生と仲良くなって 神社巡りをして行くのだけど、・・・ 女の嫉妬が、織りなす絡み合いで、結局は、どちらの女子学生は、その男子とは結ばれない。 16歳で、父になった男子。 その赤子は、祖父母の養女に・・・・ 何とも複雑。 眉目秀麗な父親。 娘に付けた名前も、長女は、龍、次女は誠。 その理由が、入院していた父の最後の言葉からわかるのだが、・・・それ以上に複雑過去の思いがあった。 幼女のお尻に5つの黒子。 結ぶと星座のようだ・・・と、の記憶。 あかつき学園の園長の性癖。 御朱印と神様の名前で、縁が出来た二人。 御朱印ボーイとして、一緒に、代行御朱印集めをする子Tになるのだが、・・・ 親の過去の話など、・・・・複雑極まる事ばかり。 どの話も、少し人間関係が、複雑すぎる。 「あるがままを肯定する意欲作」と、帯に抱えていたけど、・・・ちょっと読みづらい作品であった。
Posted by
親友と恋人の板挟み、いびつな親子の愛憎、あぶり出された過去、ままならない人間関係・・・・・・女は、それでも生きる。パワースポットを舞台に一筋縄ではいかない人間関係を描き出す。女性の本質を描いてきた著者が放つ、あるがままを肯定する作品集。
Posted by
- 1