アンゴルモア 元寇合戦記 博多編(第五巻) の商品レビュー
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一旦退いた蒙古軍は、博多沖に集結して第二次攻撃を着々と準備していた。一方の日本勢は、総大将少弐経資が筥崎宮に居座る大友頼康を牽制するため動くことができず、筥崎宮と博多に兵力を分散させたままであった。業を煮やした朽井迅三郎は筥崎宮を焼き払おうとするが、そこで彼が目にしたものは…。その直後の大嵐の後、蒙古の船は大半が海に消えたとの噂が流れたが、実際には蒙古軍は健在であった。物語でも語られるように、「『夜半嵐が吹き蒙古軍は一夜にして消え去った』—この後何百年にも亘って語り継がれていく文永の役の結末。それは近年の研究によりほぼ否定されているのである」(詳しくは服部英雄『蒙古襲来と神風』を参照されたい)。こうして、蒙古・高麗2万の軍勢が博多湾に押し寄せる。
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