オンボロやしきの人形たち の商品レビュー
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妖精の女王からみなさんへ。 オンボロやしきはお人形の家で、シンシアという女の子の子供部屋のすみっこに置いてあった。 ずいぶん昔からあるオンボロやしきと、そこに住むお人形たちは、自分たちの家や着ている服がボロボロでも、持ち主のシンシアに遊んでもらえなくても 笑顔を絶やさず面白おかしく暮らしていた。 ある日、ピカピカの新しいお人形の家がシンシアの子供部屋に運ばれてきて、その中のお人形1人と、オンボロやしきのお人形たちは交流を始める。 もういらないと、オンボロやしきごと燃やされそうになる危機を妖精に助けられながら、自分たちを大切にしてくれる新しい持ち主に出会うまで。 逆境にもめげず、日々を楽しく生きていこうっていう感じかなあ。著者の人生と同じように。 可愛らしいお人形さんたち。素敵。
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おすすめしている人がいたので、図書館で借りました。 「オンボロやしき」は、古い人形の家です。 シンシアという女の子のへやのすみっこにありました。 家も人形たちもぼろぼろでしたが、人形たちはいつも楽しくくらしています。 ある日、シンシアのおたんじょう日に、新しい人形の家の「ピカピカ城」がやってきて……。 ちょっと絵があっていないような気がしますが、西洋の名前を複数把握するには、わかりやすかったです。(原書の絵があったら見てみたかった) 内容はというと、なんとなくおもしろいです。 ルーマー・ゴッデンの『人形の家』のような暗さはなく、人形たちが陽気なのが楽しいです。 笑っていればなんとかなるさ、みたいな、物事を深く考えすぎないというか。 ハチャメチャ・ピーターがパッツィー嬢と結婚すると言い切る理由が、「身分の高い令嬢は、いつだって、ぼろを着たハンサムな青年と、結婚するものさ。」って、なんて客観的かつ楽観的なんだろうって。笑 あとは、無邪気な人形遊びが、人形たちには苦痛になったりするのはちょっとこわかったかも。 妖精の女王の語りも慣れないけれど、物語の進行に必要だったんだなと理解しました。 最後は人形たちが仲良く、幸せになってよかったです。 小学校中学年向け。
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祖母のものだった古いオンボロな人形の家。住んでいる人形たちもオンボロですが、楽しく愉快に暮らしています。そこへ、新しいピカピカの人形の家と人形たちがやってきます。部屋の片隅に追いやられたオンボロな人形たちは? バーネットの日本初訳。小学中学年向きの楽しいお話。
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