純黒の執行者 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
警視庁の刑事一ノ瀬朱理は愛する妻と娘を惨殺され、自身も殺されてしまったはずだった。命が尽きる寸前、家族を殺した犯人に復讐するため悪魔と契約した。 "奇特捜”に復帰した朱理には噂があった。彼が担当したした事件は必ず被疑者死亡で終わる、と ――。 悪魔に魂を喰わせるためとはいえ、いくら何でも朱理が殺したと疑われてしまうんじゃないかなーと思いましたが、接触や銃の使用等証拠がなければ大丈夫なのかな。ものすごく凶悪な犯人というのは朱理の家族を殺した〇〇ですが、他は意外と普通の犯人、むしろ被害者ともいえる人もいたりして複雑な気持ちです。 『優しい裏切り』に登場したミケに心が痛みます(猫好き故)。 犯人の片割れ?が残っているのでまだ続きそうです。
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帰宅して妻娘が殺されているのを認識したら 本人も殺された。 犯人を見つけるため、頑張る主人公…ですが どうして生存できたのか、が分かる一話目。 そしてそこからの生命維持と確証集め。 犯人は…な、王道(?)驚きでした。 主人公の気持ちは理解できますが そこは確実性を狙った方がよ...
帰宅して妻娘が殺されているのを認識したら 本人も殺された。 犯人を見つけるため、頑張る主人公…ですが どうして生存できたのか、が分かる一話目。 そしてそこからの生命維持と確証集め。 犯人は…な、王道(?)驚きでした。 主人公の気持ちは理解できますが そこは確実性を狙った方がよろしいかと。 契約、したわけですし。
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青木杏樹さんの作品を初めて読みました。悪魔と契約した刑事という独特な関係性から、少しファンタジー要素もあるのかなと思っていましたが、凶悪犯罪について深く考えることの出来る作品でした。 続編がすごく気になります。また、青木杏樹さんの別の作品も読んでみたいです。
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怪死体や猟奇殺人事件を捜査する“奇特捜”に所属の刑事・一之瀬朱理には、一つの噂がある――彼の担当した事件は必ず【被疑者死亡】で終わると。 3年前に起きた一家惨殺事件の唯一の生き残りである朱理。瀕死の重傷の中、突如現れた悪魔を名乗る青年・ベルと契約した朱理は、己の死を回避する代...
怪死体や猟奇殺人事件を捜査する“奇特捜”に所属の刑事・一之瀬朱理には、一つの噂がある――彼の担当した事件は必ず【被疑者死亡】で終わると。 3年前に起きた一家惨殺事件の唯一の生き残りである朱理。瀕死の重傷の中、突如現れた悪魔を名乗る青年・ベルと契約した朱理は、己の死を回避する代償として、犯罪者の命を捧げていた。 全ては家族を殺した犯人に復讐をするため――謎めいた狡猾な悪魔・ベルと共に、朱理は凶悪犯罪者逹を葬る。 冷静無慈悲な刑事×謎めく狡猾な悪魔が紡ぐ、宿命のバディサスペンス!
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最愛の妻と娘を惨殺され唯一の生き残り刑事が犯人に復讐するため悪魔と契約し、犯罪者の命を捧げるという、ダークサスペンス。 毎回家族の回想シーンが出るたびに切なくさせるし、各事件は悲惨なものが多いし、常に一之瀬は精神的に追い詰められているしで、救いようのない状態なのにスラスラ読めま...
最愛の妻と娘を惨殺され唯一の生き残り刑事が犯人に復讐するため悪魔と契約し、犯罪者の命を捧げるという、ダークサスペンス。 毎回家族の回想シーンが出るたびに切なくさせるし、各事件は悲惨なものが多いし、常に一之瀬は精神的に追い詰められているしで、救いようのない状態なのにスラスラ読めました。最終話はかなり痛かったです。 悪魔・ベルのブレなさはいいですね。変に人間に肩入れしないのが。 表紙はカッコ良いですね。
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刑事の一ノ瀬が帰宅してみると、妻と子供が殺されていた。あまりの衝撃と同時に後ろから犯人に襲われた。薄れゆく意識の中で、突如悪魔と名乗るベルが現れる。そこで、自分の死の回避と引き換えに犯罪者の命を奪って、ベルに捧げることを契約した。その後、一ノ瀬は、猟奇殺人事件特別捜査課(奇特捜)...
刑事の一ノ瀬が帰宅してみると、妻と子供が殺されていた。あまりの衝撃と同時に後ろから犯人に襲われた。薄れゆく意識の中で、突如悪魔と名乗るベルが現れる。そこで、自分の死の回避と引き換えに犯罪者の命を奪って、ベルに捧げることを契約した。その後、一ノ瀬は、猟奇殺人事件特別捜査課(奇特捜)に配属した。周りからは、一ノ瀬が関わると、犯人は必ず死ぬと噂されるようになった。妻と子供を殺した犯人に復讐するため、ベルと共に凶悪な犯罪者を追っていく。 悪魔と契約した刑事がベルとコンビを組んで、猟奇殺人を捜査していくのですが、所々曖昧な部分があったので、モヤモヤ状態でした。 そもそも、ベルはなぜ一ノ瀬と契約したのか?明確に描かれていないので、(デスノートみたいな展開?)想像を膨らますしかないなと思いました。 全4章+αで、うち最初の3つは独立した物語になっています。といっても、最後はベルが成敗し、犯人は死ぬのですが、どれも凄惨な事件で、恐怖を掻き立てる展開だったので、恐怖さが増しました。と同時に複雑な心境にもなりました。 犯人を法の下で裁きを下すのか?それとも即死なせるのか? 犯人を許せない気持ちはわかりますが、これで良かったのか?モヤモヤ感は残りました。 そして、第4章では、一ノ瀬の事件と関係のある事件が発生し、いよいよ核心に迫っていきます。 殺される描写は、まぁ酷いのですが、それにも勝って、犯人の正体が衝撃的でした。 犯人の攻防戦が、なんとなくデスノートを感じずにはいられないのですが、犯人の身勝手な考えに憤りを感じました。 また、「悪魔」の存在も気になりました。その実態が気になったので、もし続編があるとするならば、その辺の描写も描いて欲しいなと思いました。
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