自分を縛る“禁止令"を解く方法 の商品レビュー
”禁止令”と”ダブルバインド”に焦点を絞って説明してあり、200ページ程度と短い。 ただ、編集が悪いのか、”禁止令””利得””ダブルバインド”の3つのテーマについての説明があちこちにバラバラ出てくるし、文章も平易なのだが読みにくい。 実例も多く出てくるが、ほとんどの”禁止令”の原...
”禁止令”と”ダブルバインド”に焦点を絞って説明してあり、200ページ程度と短い。 ただ、編集が悪いのか、”禁止令””利得””ダブルバインド”の3つのテーマについての説明があちこちにバラバラ出てくるし、文章も平易なのだが読みにくい。 実例も多く出てくるが、ほとんどの”禁止令”の原因が親のネグレクトばかり。もちろん”禁止令”は幼児期に親から受けたものも多いだろうが、それだけではないハズ。 全てが幼児期(小児期)に原因を求めるのはどうなんだろう?アドラー心理学者が聞いたら怒りそう。
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文章だけではなかなか気づきにくいところがあるので、日々過ごしながら腑に落ちる所を探ってゆきたいと思う。 セラピストになりたい人向けの講習を受けたい... 心理的な問題の解決と気づきとヒントも欲しい
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動画でもお世話になっている和江先生。 人の感情、気持ちってここまで言語化できるんだ。 ダブルバインドをとくには痛みや恐怖もあり、途中まで取り組んでみて、ここから先は心が壊れそうという感覚があるから、ゆっくり取り組んでいこうと思う。
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★「利得」とは「問題を抱え続けることのメリット」 ★間違ったコミュニケーションでも親が反応すると子どもは学習してしまう。 <感想> 類似本に共通する考え方「幼いころの刷り込み」が価値観の基準となっていて、精神的な縛りになっている。「呪い」とも言える脅迫観念により、望まない行動や...
★「利得」とは「問題を抱え続けることのメリット」 ★間違ったコミュニケーションでも親が反応すると子どもは学習してしまう。 <感想> 類似本に共通する考え方「幼いころの刷り込み」が価値観の基準となっていて、精神的な縛りになっている。「呪い」とも言える脅迫観念により、望まない行動や能力的に不足があるという欠乏感に苛まれる。その潜在的な縛りを意識することで解消しよう、という流れ。 HOWの流れとしては既視感のある内容だが、本書のオリジナリティを担保しているのが「利得」というキーワードである。 「利得」とは「問題を抱え続けることのメリット」。逆説的だが、問題を解決しない人間は「問題を抱え続けることのメリット」があるから解決しない選択をしているのだ。この考え方は目から鱗が落ちる思いだった。 たしかにトラブルを解決するためには揉めている相手とコミュニケーションを取らなければならない。解決するコストがメリットに見合わなければ「問題を抱え続ける」選択もあり得るし、実際に放置している問題を深掘りすると解決しない「利得」を選んでいる自分がいる。 「利得」を自覚するだけで視野が開ける。 <アンダーライン> ★★★★問題が解決しないのは、そこにメリットがあるから ★★★★★ 「嫌なこと、避けたいこと」だけを考えると、確かに問題がありますが、何かを避けられていたり、何かを得られていたりと、「利得」もセットでついてきます。 ★★★★背負わなくてもいい重荷や十字架を背負っていないと、生きていていいという許可が出せなくなってしまう ★★★★彼女が頑張る理由は、無価値な自分が知られてしまうという「恥の恐怖」を感じないようにするためでもあったのです。 ★★★★「叱られる時だけは、(親が)目を見てくれるし、関わってくれる」 ★★★★★ 彼(愛情欠乏症)の「"できない自分”でいたら、叱られて否定されますが、そうされることで「自分の存在を感じられる」という感覚」は、人とのコミュニケーション方法として、デフォルトになってしまっていると考えられます。 ですから、わざわざ人と関わるたびに、相手に嫌われるように仕向けてしまい、その結果として、出て行かざるを得ない状況を作り出すことを繰り返すことで、自分が生きているというライブ感を感じられるというわけです。 これを「ダメ利得(ダメでいたら他人から関心や関りが得られる)」と私たちは読んでいます。 ダメ利得は、自分を損なうような生き方をわざわざ選んでしまうので、「自己破壊衝動」として、アルコール依存や薬物依存、自傷行為、自殺にもつながってしまう可能性があるので注意が必要です。 ★★★★過食する人は、「嫌な過去」を思い出さないように、脳をごまかすために食べ続けている ★★★★★ 自分に自信がないからダメな自分を隠したい(自己否定の強化) ★★★★たとえば、子どもが美味しいものを食べて、「お母さん、これ美味しいね」と母親に伝えたら、母親がそれを笑顔で「そう、美味しいね。よかったね」と共感して言葉で返す。すると子どもは「美味しいことは、嬉しいこと、いいことなんだ」と確認し、理解できるようになります。
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やらない人は、やらないのではなくやれない。 欠乏動機が理由だからわざわざ自己否定強化してるというのが勉強になった。 問題が個別具体的になればなるほど、解決に向かっているって誰かが言ってた気がするけど、心理的な問題も同じなんだなと。
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