白い陥穽 倒叙ミステリー傑作集 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私が読んだ図書館の本は古いものでバーコードもなくて、ブクログで検索しても出てこなかったので、タイトルで検索したらヒットしたこちらのページに感想を書く。 読んだのは集英社文庫の『葬送行進曲』。 「読者への挑戦」短編集。ほぼ全てに「挑戦」入り。しかも前半のは倒叙もの。倒叙ものの「挑戦」、つまり犯人を当てるのではなくて犯人のミスを探すんだけど、かなり面白い趣向だった。 『ドン・ホァンの死』の時系列が一読では腑に落ちなくて、これからもう一度読む。
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鮎川哲也さん初でした。 完全犯罪だと確信して行う殺人事件。 ちょっとしたミスから真相が明らかに… ・白い盲点 元カレに殺意を抱く…軽井沢の別荘にて自殺に見せかけ… ・暗い穽 探偵に不倫をネタに譲られる。アリバイ工作するが… ・鴉 酔っぱらった勢いで秘密クラブに嵌まってしまう...
鮎川哲也さん初でした。 完全犯罪だと確信して行う殺人事件。 ちょっとしたミスから真相が明らかに… ・白い盲点 元カレに殺意を抱く…軽井沢の別荘にて自殺に見せかけ… ・暗い穽 探偵に不倫をネタに譲られる。アリバイ工作するが… ・鴉 酔っぱらった勢いで秘密クラブに嵌まってしまう中年教師。譲られ、アリバイ工作をし殺害するが… ・夜を創る ある誤解から作家へ借金をしてしまう女性編集者。誤解を解こうとするが… ・墓穴 不倫相手より旦那殺害の相談を受ける。上手く行ったはずなのに… ・尾行 『尾行されてる!』そんな思いより浮気をしてる夫は妾と共謀して妻を殺害する… ・透明な同伴者 縁談を持ち込まれた女性作家。縁談はうまく行くが彼女には秘密が… ・葬送行進曲 テナーサックスのスタープレイヤーが堕ちていく…
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鮎川哲也の作品を読むのは、おそらく中学生以来。鉄道ミステリのアンソロジーだったと思う。倒叙ミステリの短編集。チェックメイト78という松方弘樹主演のドラマはうっすらと記憶にあるが、内容は忘れてしまった。 表題作が一番好み。オチが重なる作品があるのは意図的なのだろう。
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