日本の呪術大全 の商品レビュー
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文庫本なのに盛りだくさん。 呪術というとおどろおどろしい感じもするが、4章の33種類からなる呪術の体系は、まさに現代において、いろいろな啓発本や願望実現などで言われている手法を網羅したという感じ。 結局は、呪術とは、自分の信念体系をどう作り、これによって自分をどう創っていくのかに尽きるのだなと納得する。 日本は「人からして欲しくないことを他人にしない」という儒教的な思いが強い文化を持っている他方で、西洋は「自分にして欲しいことを他人にしなさい」という側面が強い文化となっているそう。西洋においては、何かをしていないと善人ではないと見なされないとのこと。 その意味で、いまの日本は、だいぶ西洋的になってきたとのこと。確かに・・・ そうした時代においては、まず「自分は人の役にたちたい」「人を喜ばせたい」、として同時にそれが「可能である」と思ってみるといいようだ。 そうした、なるほどね、と思うことがいろいろ書いてある。
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オカルトに興味のあるわたしには、とても勉強になった。 呪術と言うと、マイナスなイメージしかなかったが、それは使い方によるもの。自分を高めるためのプラスになる呪術もたくさんあることを学んだ。 具体的に写真やイラストも載せてあるので、分かりやすく、丁寧に紹介されてある。
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