職員減少時代の自治体人事戦略 の商品レビュー

稲継裕昭(著者),大谷基道(著者)

2022/03/09

採用、配置、育成、評価…トータルで人事を考えるって、当たり前の話なんだけどなかなか難しいですね。
『いかに良い人材を採用するか』はもちろんですが、職員は増やせない、且つ定年は65歳に段階的に引き上げとなると、全く新規採用が出来ないタイミングも可能性としてあるわけででして…
そうなると『じゃあ育成に注力しよう！』となっても、単純に研修やOJTのクオリティを上げるだけでは足らず、そこには評価とか処遇、キャリアパスなんかも絡んで来て、人事って緻密だなぁ壮大だなぁと、改めて感じさせてくれる本です。
後ろ向きな仕事も多く、あまり身内からは好かれない立ち位置ではありますが、組織の根幹である『人』に大きなインパクトを与えるポジションですので、地道に取り組んでいかなくてはと気が引き締まりました。