知らないと損する年金の真実 の商品レビュー
今まで年金について漠然とした不安があったが、 本書の年金の本質は 貯金ではなく保険、 自助や公助でなく共助、 将来のモノやサービスに対する請求権 という説明が腑に落ちた。 また、年金について損得ではなく自分のライフスタイルや価値観を踏まえて繰り上げや繰り下げ受給す...
今まで年金について漠然とした不安があったが、 本書の年金の本質は 貯金ではなく保険、 自助や公助でなく共助、 将来のモノやサービスに対する請求権 という説明が腑に落ちた。 また、年金について損得ではなく自分のライフスタイルや価値観を踏まえて繰り上げや繰り下げ受給するかなど考えなくてはいけない。死んだら損も得もないのだから。 年金なんか自分たちのときにはもらえないと思っている若者に是非読んでもらいたい1冊です。
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年金に関する誤った情報、特にマスコミのいい加減な情報垂れ流しに晒されていると、あまり疑問を持たずに「そうなんだ」と納得してしまう。 本書は、そんな誤った情報をエビデンスとファクトをもとに年金の正しい理解へと導いてくれる。
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年金は保険(貯蓄ではない)。 貯蓄:将来の「楽しみ」のために「自分」で蓄える 保険:将来の「不幸」のために「みんな」で備える 年金が想定する不幸の代表は「思いのほか長生きしてしまうこと」 年金は損得で考えても仕方ない。 受給時期を繰り上げるか、繰り下げるか、の正解は一概に言えない...
年金は保険(貯蓄ではない)。 貯蓄:将来の「楽しみ」のために「自分」で蓄える 保険:将来の「不幸」のために「みんな」で備える 年金が想定する不幸の代表は「思いのほか長生きしてしまうこと」 年金は損得で考えても仕方ない。 受給時期を繰り上げるか、繰り下げるか、の正解は一概に言えない。ライフスタイルが各々違うし、そもそも人はいつ死ぬのか分からないから。ただし、次の格言は示唆に富んでいる。 「繰り下げの後悔はあの世でする。繰り上げの後悔はこの世でする」 「年金」と名の付く金融商品には近寄るな。
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最近出版された本を読んでみました。なんと、「年金は保険である」「経済発展が重要」と言うあたりは5年前に書かれた「年金問題は嘘ばかり」(高橋洋一)と全く同じで、新しいところはなかったです。よく年金の不安をあおる話題に人口減少を言う方がいます。1970年は65歳以上1人に対して65歳...
最近出版された本を読んでみました。なんと、「年金は保険である」「経済発展が重要」と言うあたりは5年前に書かれた「年金問題は嘘ばかり」(高橋洋一)と全く同じで、新しいところはなかったです。よく年金の不安をあおる話題に人口減少を言う方がいます。1970年は65歳以上1人に対して65歳未満が13.1人いましたが、2040年には1.8人になってしまう、ってやつで私も見たことがあります。これに対して、「年金問題は嘘ばかり」では頭数で割っても意味がない、保険収入で見るべきだってもっともな意見。確かに1970年と2040年ではそもそもの1人当たりの収入も違っていますから、保険料も違っているでしょう。そのためにも今後とも経済成長が必要ってことでしたが、この本ではもう少し働き方の変化を言っています。 少子高齢化でも働く方が多くなっているということです。昔は定年55歳でしたが、今は65歳でも働いている方がいます。事実私も年金受給者になっていますが、年金も払っています。非就業者と就業者の割合で見ると1人の非就業者を何人の就業者で見ているかと言うと、1970年は1.05人でしたが2040年は0.96人。ほとんど変化なくて、2020年よりも増加する予想です。ただ、個人的には、非就業者と就業者と言うくくりは少々乱暴で、詳細が書いてないのでわかりませんが(意識的に書いていないかも)、私は年金をもらっているけど就業者でしょうし、赤ちゃんは非就業者でしょう、また就業者の中にも扶養の範囲内で働いて厚生年金は扶養扱いの方もいるでしょう。年齢だけで数字を挙げるのもミスリードの要因ですが、この頭数だけで安心だというには少々データ不足の点も(視点的には面白かったです) いずれにしても、年金の不安をあおるデータにしても安心というデータにしても、切り口次第。100年安心発言もありましたが、制度は安心でも、政治と行政には不安って言う気持ちが、うまく年金と言う身近な話題にすり替わっている可能性も大いにあるなあって言うのが印象でした。
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読んだ理由。年金制度について知識を得たい。 感想。制度について曖昧に理解していた部分が補完され、どんとこい状態に。大満足。 フリーランスなので改めて自助努力の必要性を認識。活用できる制度を取り入れていく所存。 年金制度の運用において何が問題になるのか理解できたので、これからは報...
読んだ理由。年金制度について知識を得たい。 感想。制度について曖昧に理解していた部分が補完され、どんとこい状態に。大満足。 フリーランスなので改めて自助努力の必要性を認識。活用できる制度を取り入れていく所存。 年金制度の運用において何が問題になるのか理解できたので、これからは報道などを見ても自分で考えることができそう。
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年金の本質(=保険)という前提、制度の中身まで分かりやすく解説してくれる良書です。 個人的によかったのは最終章 ・ケーススタディのケースが地獄。こうはならないと誓う ・個人年金保険ぶった斬り。年利コンマ数%かつ途中解約で元本割れのゴミクズ貯蓄。保険ではない。
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【書評】 これは読んでおいたほうがいい!『知らないと損する年金の真実 - 2022年「新年金制度」対応 - 』(大江英樹著)の感想・レビュー - いつか子供に伝えたいお金の話 https://mushitori.blog.fc2.com/blog-entry-604.html
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2022年3冊目。269ページ、累計1342ページ。満足度★★★★☆ 私含めて投資に関しては詳しくても、年金については詳しくない人が多いだろう。既に受給をしている人以外の全ての人におすすめできる良書。「不安」な人は読むと安心できること請け合い。
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【年金、破綻しないんで】 GPIFが運用している資金はバッファ部分であることを初めて知りました。 基本的には入ってきたお金をそのまま年金として使用しているだけなのですね。 ただ、バッファが200兆円もあるということは、高度成長期に年金としてたくさん取り過ぎていたということだと思...
【年金、破綻しないんで】 GPIFが運用している資金はバッファ部分であることを初めて知りました。 基本的には入ってきたお金をそのまま年金として使用しているだけなのですね。 ただ、バッファが200兆円もあるということは、高度成長期に年金としてたくさん取り過ぎていたということだと思いますが、特に取られ過ぎ問題が発生していたわけではありません。やはり、経済成長の方が大きかったため問題にもならなかったのでしょう。 経済が成長することは重要です。 また、「非就業者」/「就業者」が昔と今でもそれほど変わらず、1以下であることには驚きました。よく、高齢化社会で将来は65歳以上一人を支えるために、60歳以下1.8人で差さえなければならないといったことを聞いていましたが、就業者でくくるとそのようなことにはなりません。 65歳になっても働く人が増えているというのはいいことです。しかし、人手はまかなえていますが、給与が増えないということは生産性はよくないということです。
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メディア等でいわれるような、年金に対する思い込み、をファクトに基づいて説明する本です。 説明もわかりやすく、良書です。 年金に対する思い込み↓ ●年金財政は赤字 ●若い世代は払うだけ損 ●政府は年金を無駄遣いしている ●未納者が多いからそのうち破綻する
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