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防大女子 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/08/16

2024.08.16 54歳、地方公共団体の管理職の男性の視点での感想は「自衛隊が変わるのはムリだろうな」という素朴かつ冷徹な予言です。 なぜなら、28年体感してきて地方公共団体は「女性」にとって働きやすい職場になったと心から思いますが、それは職場が良化したわけではなく、地方公共...

2024.08.16 54歳、地方公共団体の管理職の男性の視点での感想は「自衛隊が変わるのはムリだろうな」という素朴かつ冷徹な予言です。 なぜなら、28年体感してきて地方公共団体は「女性」にとって働きやすい職場になったと心から思いますが、それは職場が良化したわけではなく、地方公共団体をとりまく環境が「女性化」したことを反映しているにすぎないからです。これを語り出すと長くなるのでやめますが、自衛隊、警察、消防といった公安職場は、とりまく環境が一段と閉鎖的であるため、ワタシが生きている間は変わらないと見込んでいます。本当に残念です。この予想は覆ってほしい。

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2022/06/20

一割しかいないのに、興味津々で着目しちゃう。男性社会と女性の在り方を考えるうえで、一つの基礎になりそうなサンプルである。

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2022/03/30

自らも防大を卒業した著者が女子防大生の日常や悩み、そして、それに続く幹部候補生学校や部隊で、女性幹部としていかに生きるか、あるいは、限界や見切りをつけて退職したか、50人ほどの取材・インタビューを通じて描き出す。 男社会と思われてきた防大や自衛隊という組織において、女性がいかに生...

自らも防大を卒業した著者が女子防大生の日常や悩み、そして、それに続く幹部候補生学校や部隊で、女性幹部としていかに生きるか、あるいは、限界や見切りをつけて退職したか、50人ほどの取材・インタビューを通じて描き出す。 男社会と思われてきた防大や自衛隊という組織において、女性がいかに生きるか、また、多様性の面からも女性が存在することが有意義かということが強調されるが、それだけ未だに女性活躍のための壁が厚いということでもあるようだ。

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2022/03/09

深い体験談。ご本人、非常に頭がよい。 しかしこのような優秀な方が辞めてしまう自衛隊、それこそが問題だと思う。

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2022/01/15

ふだんはなかなか覗くことができない防大女子学生の生活。 防大時代だけではなく、彼女たちの「その後」も網羅しているところが良い。 幹部自衛官として勤務を続けている者、どこかの時点で自衛隊を辞めてしまった者。 それぞれに一口では語り尽くせない思いがある。

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2021/12/19

「世の中には三種類の性別がある。男子、女子、防大女子だ」 防衛大出身のフリーランス作家が描く、究極の男社会を生きる防大女子のリアルな姿。 防衛大の女子学生は約1割、そのうち3分の1は卒業前に防大を去るという厳しい世界。卒業後にも中途で退官する例も多いという。筆者もその一人。そ...

「世の中には三種類の性別がある。男子、女子、防大女子だ」 防衛大出身のフリーランス作家が描く、究極の男社会を生きる防大女子のリアルな姿。 防衛大の女子学生は約1割、そのうち3分の1は卒業前に防大を去るという厳しい世界。卒業後にも中途で退官する例も多いという。筆者もその一人。その後時事通信の記者からフリーランスという経歴。 装丁からはエピソードを羅列した単なる暴露本かと思ったが内容は至って真面目。防衛大と自衛隊における女性の立場がどうあるべきかというテーマに、真摯に立ち向かっている。自衛隊に限らず官民問わず他の社会にも有用な内容、得るところが多い。 防大同期生の深い絆から生まれた本書、志半ばで自殺した同期生の存在が本書の執筆の大きなモチベーションであるという。 防大女子の苦悩と未来を描いた作品。本書が初著作という筆者の今後の活躍を期待したい。文句なしに五つ星。

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2023/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 〇〇女子(〇女)って、よく耳にします。歴女、理系女子、ぼ~いっしゅ女子、体育会系女子、タク女、ガテン系女子・・・。防大女子は防女でしょうか。松田小牧「防大女子」、2021.11発行。図書館に購入予約し最初に読ませていただいています。防大に女子学生が入校したのは1992年、39名が入校、女子一期生(通算では四十期生)として注目を集め、29名が任官したそうです。著者は、2007年に防大に入校、防大卒業、幹部候補生学校を中途退校して時事通信社に入社。防大女子の防大での生活、青春と苦悩などを紹介しています。  1987年生まれ、2007年防大入校、2011年防大卒業、幹候校を中途退校、(株)時事通信社に入社、2018年第一子誕生を機に退職。松田小牧「防大女子」、2021.11発行、再読。究極の男性組織に飛び込んだ女性たち、防大女子の姿を紹介した本です。「女性を増やせば組織は変わる」など、防大や自衛隊という男社会で女性が生き抜くための提言をされてますが、生き抜くことを放棄した方の著述ですので、読むのに腰が引けてしまいます。失礼しました。  1992年、防衛大学校への女子入校開始。防大では良くも悪くも男女平等に扱われる。その上で言われることは「世の中には三種類の性別がある。男子、女子、防大女子だ。」卒業して部隊に配置されれば、部隊では男女差の前に階級差があるし、男は男・女は女という認識は当たり前。松田小牧「防大女子」、2021.11発行。防衛大学校各学年の標語(地位): 1学年は模倣実践(ゴミ)、2学年は切磋琢磨(石ころ)、3学年は自主自立(人)、4学年は率先垂範(神)。

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