写真集 風をこぐ の商品レビュー

橋本貴雄(著者)

2023/09/13

下半身が不自由なフウとの12年間の記録。

決してきれいごとだけじゃない。
ひとりで介助をしながら、最期まで、ずっとフウに寄り添い続けた著者。そして、そんな著者の帰りをいつでもアパートで待っていたフウ。
帰宅すると嬉しそうに迎えてくれたという表現が繰り返し出てくる。フウを亡くしたあと、誰もいないアパートの扉を開けるのがどれだけ寂しかっただろうと思う。

写真をめくり、エッセイを読み、もう一度写真をめくって本を閉じた時、フウはきっと幸せでしたよと、著者に伝えたくなりました。涙が出ました。

心洗われる素敵な本でした。

2022/02/20

犬も、人間と同じように100歳くらいまで生きれて、年齢を重ねて、ずっと一緒に生きていければいいのになぁって思う。

2021/11/23

【風をこぐ】
写真の中の一匹の犬、フウ。
2005年に福岡の路上で倒れていた犬、フウ。
事故で後脚は動かなくなっても12年間を生きた。
犬を家族に持つ人に是非読んでもらいたい作品です。
我が家のショコラも来月で11歳。小さい頃に比べたら少し落ち着いてきた感じと、先日歯が無くなっていたことで、やはり人よりも速く歳を取るんだなと教えてもらいました。
その分、今を大切に、一緒に過ごしている今を宝物だと思いたくなる、そんな作品でした。