1,800円以上の注文で送料無料

酔いどれ鳶 の商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/11/01

出だしのなんだか知ってるなあ〜思うたら憂き店でした。しかも2回読んでる。あれっどうしようかと思っていたのに、初めて読む本が続き一安心する、そして一気に読み切れた。髪結い伊佐次はもちろん読んだしまあまあ読んでたから、それがこんなに初めて読むのがあるとは。びいどろ玉簪が1番読めた。と...

出だしのなんだか知ってるなあ〜思うたら憂き店でした。しかも2回読んでる。あれっどうしようかと思っていたのに、初めて読む本が続き一安心する、そして一気に読み切れた。髪結い伊佐次はもちろん読んだしまあまあ読んでたから、それがこんなに初めて読むのがあるとは。びいどろ玉簪が1番読めた。とても切ない兄弟が、何故あんな人の姿した獣に捕まったのか、助けられないのか。最後に殺される、大人たちが予想した通りになるって、どうにかしてくれよ。現代に存在する育児問題がそのまま書かれた作品だった。

Posted byブクログ

2022/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 菊池仁(めぐみ)編「江戸人情短編傑作選」、宇江佐真理「酔いどれ鳶」、2021.10発行。6話が収録されていて、4話は既読、「酔いどれ鳶」と「魚旅(いろくず)の夜空」を楽しみました。田んぼの酒粕を食べ過ぎて酔っぱらい体調を壊した子供の鳶を、鷹匠をしていた武士が元気になるまで面倒を見て、外に話してやる物語、良かったです。「室の梅」「雑踏」「びいどろ玉簪」「柄杓星」は既読でした。

Posted byブクログ

2022/04/30

6話からなる。 既読の小説も含まれているけど、再び読み直しても、江戸の人情味のある作品である。 酒粕を食べた子どもの鳶も、酔って気分が悪くなる所など、面白い。 本当にあったのだろうか?と、思ってしまう。 室の梅にしても、冬になると、葉が落ちて枯れ枝のようになるのだけど、春の暖...

6話からなる。 既読の小説も含まれているけど、再び読み直しても、江戸の人情味のある作品である。 酒粕を食べた子どもの鳶も、酔って気分が悪くなる所など、面白い。 本当にあったのだろうか?と、思ってしまう。 室の梅にしても、冬になると、葉が落ちて枯れ枝のようになるのだけど、春の暖かさを感じるようになると、植物も律儀に、新芽が、出だす。 ここでは、悲惨な残酷さで、人を殺めた人が、一つだけ、本当だった事柄が書かれている事が、何か不思議さを感じてしまった。 雑踏、養子に行ったけど、、、、聞き屋与兵衛の話で、 夫婦仲の良さの再確認! 魚族の夜空、花火を見ながら、夜空が、海の底と、表現し、魚の群れが、銀色のうろこを光らせて・・・と、こんな表現が、なんとも素敵な文章なのだろう。 びいどろの簪、子供の虐待で、子供が、嘘をつき詐欺まがいな事を強制される。 結局、惨く、冷たい川で、溺れてしまうのだが、・・・ なぜか、毎度、悲しくなる話である。 柄杓星、幕末の荒波で、許嫁同志が、離ればなれになり、結局は、実らない恋で、終わってしまう。 この時代の話は、私の時代、学校では、素通りで、近代国家設立に飛んでしまって、詳しくは習わなかったけど、・・・・ こんな話もあり得たのだと、思いながら、最後の話を読み終えた。 新しい話が、読めないのが残念である。

Posted byブクログ

2021/12/16

江戸人情でホロリとするよりは悲しい方が印象に残り寂しくなってしまった。自分が元気な時に他作品も読んでみよう。

Posted byブクログ

2021/11/14

宇江佐真理さんの江戸人情短編傑作選。 既読のお話もあるけれど改めて知る宇江佐さんの語り口のうまさ、本棚にある既読本をもう一度引っ張り出して読むのも良いかも知れません。 本当に惜しい作家をなくしました。

Posted byブクログ