いきものづくし ものづくし(8) の商品レビュー

田中豊美(著者),島津和子(著者),廣野研一(著者)

2021/10/06

大判ものづくし図鑑。
平凡社の「えほん百科」が50年のときをへて戻ってきたような…

1冊につき7テーマ（「いきもの」４＋「もの」３）それぞれ見開きいっぱいの絵＋巻末に別冊「読む本」（ちょっとした説明文なので、「かがくのとも」７冊分ぐらいはある）

もりのどうぶつ（田中豊美）：紅葉、落ち葉の積もる森に、モグラやネズミなどの小動物からニホンジカ、ツキノワグマまで大集合。
あきにひろえるきのみきのたね（島津和子）：タイムリー。どんぐり、まつぼっくりからマイナーな木の実木の種まで。
ちょうのもよう（廣野研一）：きれいと怖いで好き嫌い分かれそう。
とりのあし（大田黒摩利）：ちょっとめずらしい集め方。基本的な構造は同じだと思うけど（←これに気づくのがポイントか？）、水かきがあったり、獲物をつかむ鋭い爪があったり…
くるまのれきし（遠藤イヅル）：発明時からガソリン車、大衆車、スポーツカーなどをみわたして電気自動車まで。クルマ好きがみると、あれがないこれがないになってしまいそう（最後のトヨタMIRAIの前にもういくつか入れるべきものがあったのでは？　とぼーず）
地図（今和泉隆行、影山徹）：ページの下半分には地図と地図記号の凡例、上半分にはその地図を鳥瞰した景色。見比べて楽しい。
パン（大森裕子）：待ってました、白泉社の図鑑シリーズでもおなじみの大森さんの筆で、実物大ほどもあるいまにも香ばしい匂いがしてきそうなパンがぎっしり。