オリンピックにふれる の商品レビュー
私にとって、登場人名で欧米人の片仮名よりも漢字の中国語名がいちばん読みにくい。 故に、3編なかなか感情移入が出来ず・・・当方の問題です(笑) それに比べ、最終編の東京は読みやすく。 兎角、マイナスのイメージで扱われる東京オリンピックにも希望の光が灯った瞬間を描いたようだ。
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上海、香港、ソウル、東京とオリンピックというワードに絡む、それぞれの土地のストーリー その土地に生きる人々の生活がリアルに描かれていて、読んでいるだけで目の前に浮かびます。東京オリンピックと同時進行で執筆された本書は、短編で小刻みにリズムがいいですね。最後は、思わず、『頑張れ✊...
上海、香港、ソウル、東京とオリンピックというワードに絡む、それぞれの土地のストーリー その土地に生きる人々の生活がリアルに描かれていて、読んでいるだけで目の前に浮かびます。東京オリンピックと同時進行で執筆された本書は、短編で小刻みにリズムがいいですね。最後は、思わず、『頑張れ✊‼』と声が漏れた(笑)
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五輪で括るのは無理あるかも。「東京花火」も東日本大震災と結び付けるなら吉田さんらしい物語を展開してほしかった。登場人物の出身だけなんてあまりに安易…復興五輪はどうなったと批判的に描くのは、お祭り騒ぎの中吉田さんでも難しいのか…残念
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すぐ読めたけど香港 上海 ソウル 人の名前が覚えられなくて少し悩んだ、難しい感じがした最後は東京オリンピックやっぱり難しい。
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オリンピックとは無縁だが、香港、上海、ソウル、東京と、各国を旅しているような気分になった。他国の日常生活や社会情勢が本作品を通して垣間見えた。
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ちょっと好みじゃなく、読みづらかったかな。どこも行ったことのある都市だから親近感は湧くだけに少しだけ残念
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2007年4月 2008年1月 2010年3月 2021年7月 4つの短編からなり 比べて感じたのは 人間同士の距離感について。 それは書かれた年 舞台となる国 作者の年齢などいろいろなことで 違ってくるのかもしれない。 前の3編は そばにいながら 互いに気持ちはどこか遠くて も...
2007年4月 2008年1月 2010年3月 2021年7月 4つの短編からなり 比べて感じたのは 人間同士の距離感について。 それは書かれた年 舞台となる国 作者の年齢などいろいろなことで 違ってくるのかもしれない。 前の3編は そばにいながら 互いに気持ちはどこか遠くて もっと近づきたいと思えば思うほど 離れていってしまう そのもどかしさがよくわかる気がした。 せつない感じが良かった。 最後の新しい1編は 他人に干渉しないふりでいながら 気になって仕方なく 人と人との関係が べったり近すぎて違和感しかなかった…
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スポーツまつわる4つの短編。 人生の岐路に立つ若者たちの迷いを描く物語は多分に文学的で分かりづらい。 東京を舞台にした「東京花火」(「オリンピックにふれる」を改題)だけはちょっと良かったかな。 吉田さんの大好きな短編集「日曜日たち」を超える作品ではなかったな〜
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「香港林檎」「上海蜜柑」「ストロベリーソウル」「東京花火」の4編。 「東京花火」は2021年夏、東京オリンピックと同時進行で新聞連載された「オリンピックにふれる」(=本のタイトル)を改題した物。 全てが2021年の新作と勘違いしていたのですが、最後以外はそれぞれ2007年、200...
「香港林檎」「上海蜜柑」「ストロベリーソウル」「東京花火」の4編。 「東京花火」は2021年夏、東京オリンピックと同時進行で新聞連載された「オリンピックにふれる」(=本のタイトル)を改題した物。 全てが2021年の新作と勘違いしていたのですが、最後以外はそれぞれ2007年、2008年、2010年の作品であり、スポーツを背景としているもののオリンピックとの関係は薄い。 やっぱり上手いですよね。 読み始めた瞬間に香港、上海、ソウル、東京と言った都会の姿とそこで蠢く人たちが浮かび上がってくるような見事な描写です。 一幕を描いたスケッチという雰囲気で、特にストーリー性は強くありませんが、最後の一編の主人公達のオリンピックへの想いはちょっとグッときます。
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香港、上海、ソウル、東京が舞台。 そこで暮らす男性の生活をオリンピックに関連させ彼らの生活の一部分を切り取ったような短編集。現在進行形で読売新聞で連載された東京のお話が身近で良かった。東京オリンピックに関してはその開催に関して賛否が問われましたが、みんないろいろな思いを抱えていた...
香港、上海、ソウル、東京が舞台。 そこで暮らす男性の生活をオリンピックに関連させ彼らの生活の一部分を切り取ったような短編集。現在進行形で読売新聞で連載された東京のお話が身近で良かった。東京オリンピックに関してはその開催に関して賛否が問われましたが、みんないろいろな思いを抱えていたんだな・・・と。 人物、情景描写ともに美しく、ちょっとお洒落な短編集でした。
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